タスク管理だけでは労働時間は減らせない。他に必要なものは何か。説明しよう

タスク管理を行えば仕事を効率良く行えるようになる。しかし、タスク管理を行えば労働時間が減るのか。それは必ずしもイコールではない。

今日は働き方について。ライフスタイルについて。ちょっとエントリーに書いてみようと思う。

さあ、今日もいってみよう!!!

タスク管理を始めた僕の働き方

僕がタスク管理を始めてから、もうすぐ3年が経とうとしている。この3年で随分と仕事が効率良く進められるようになった。ストレスも激減した。
2014年最後のエントリーはやはりこれだ!タスク管理を始めてよかったこと | いつでも スタオバ!!!

しかし、労働時間だけは昨年の6月くらいまで減らすことはできなかった。朝7時に出社し、夜の8時くらいまで毎日働く日々。タスク管理で仕事の効率は上がっているのに、だ。

それはなぜだったのだろうか。今日のエントリーはそこから考えていこうと思う。

世の中に蔓延る、「もっと」が成功の秘訣という考え方

最近読んでいる「サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功」の以下の内容には共感を覚えた。

世間の教えによれば、「もっと」は成功の秘訣だ。いいものがもっとあれば、いいことをもっとすれば、それはもっとよくなるはず。ならば週40時間働くより、週80時間働くほうがいいに決まっている。(中略)睡眠時間を削ってマルチタスクをこなし続けてこそ、ビジネスの世界の頂点を目指す直行エレベーターに乗れるのだから。今こそ、そんな「常識」を見直すときだ。

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今の世の中にはこういった考え方が未だに蔓延している。仕事が効率的にこなせるようになると、もっとやれば成果をだせると思い込む。そしてもっと仕事をこなすようになる。

仕事は早い人に集まる。これもまた真理。そういうことで、タスク管理を始めて仕事のスピードが上がった僕は、さらに仕事を任せられるようになった。

朝から晩までバリバリ仕事をこなす日々。僕の会社の他のメンバーであれば、この状態に特段疑問を持つことはなかっただろう。むしろ自分は頼られていると充実感すら感じるのではないか。

しかし僕は以前エントリーに書いたように、この働き方に疑問を持っていた。
ブログを始めてよかったこと | いつでも スタオバ!!!

仕事は成果を出すためにやるのではないのか。仕事の効率が上がったのであれば、その余剰はもっと成果を出すための戦略など、もっと「考える時間」にあてるべきではないのか。

せっかくできた余剰の時間を、成果を出すために重要ではない仕事で埋めてしまうべきではないのではないだろうか。僕はずっとそう思っていた。

しかし会社では「もっと」の考え方が常識だった。事前にことわっておくが、僕の会社で僕が異常に仕事を任されていたと言うつもりはない。

年次相応の仕事と責任が与えられていると思う。周りのメンバーも同じように、多くの仕事に忙殺されているのだ。それが当たり前の文化なのだ。

その文化が本当に正しいのか。それが問題なのだ。

ブログが僕の働き方を変えた

相変わらず子育に仕事にと全力で取り組んでいた僕だったが、 昨年の6月にブログを再開することとなった。結果的には、これが労働時間を減らすきっかけになった。

せっかくブログを再開したのに、中途半端にやっても仕方ない。そう思った僕は、原則ブログを毎日更新することに決めたのだ。

そうなると当然だが、何かの時間を削らねばならなくなる。ブログを更新するには1時間近くやはり時間を要する。どんなに色んなことを効率化しても、1時間を短縮するのは無理だからだ。

睡眠時間を削ってしまっては、生産性も低下し本末転倒だ。その時僕は思った。「何のためにタスク管理をやっているのだろう」。

本来的には、タスク管理により自分の自由な時間を増やすことだったはずだ。それが今はどうだ。全く逆の路線を走っている。

そう思った僕は、労働時間を減らすことにした。そして朝の1時間出社を遅くして、会社近くのマクドナルドで毎日ブログを更新するスタイルに変更した。

その結果、仕事はどうなったか。実は以前と何も変わりなく、問題なくこなせている。ここでちょっと冷静になってほしい。

毎日労働時間が1時間減ったということは、月間20日働いたとしても月当たり20時間労働時間が減少したことになる。20時間だ。

労働時間を月間20時間減らせて、成果も同じだ。そしてブログを毎日更新できるようになった。そう考えると自分の生き方、すなわちライフスタイルが大分変わったなあと思う。

これもブログをやっていてよかったと感じることだ。

タスク管理があれば、一歩踏み出せる

僕がこのライフスタイルを決断できたのは、タスク管理をやっていたことも大きい。

TaskChuteのおかげで、今日中にやらなければならないタスクが明確だった。だからそのタスクだけやれば、最悪その日は何とかなるのだ。

明日やればいい仕事も明日に回すようになった。以前はがんばってその日中にこなしていたものも、だ。

時間の制約とタスク管理。この繋がりは労働時間を減らすために重要だと改めて思った。なぜか。

時間が制約されることで、TaskChute通りタスクを実行するようになるのだ。

例えばTaskChute上の予定終了時刻が19時だったとする。これはタスクを見積もり通り実行した場合に帰れる時間なわけだ。
はたして今日は何時に帰れるだろうかをTaskChuteで解消する | いつでも スタオバ!!!

しかし時間に制約がないと、30分で見積もっているタスクに60分かけてしまったりする。別に19時に帰らなくてもいいからだ。時間を延ばせば、もっと仕事ができる。

労働時間を制約すると、当たり前だがタスクリスト通りタスクを実行していかなければ帰れなくなる。だから見積時間通り、すなわち計画通りタスクをこなすようになるのだ。

労働時間を制約することは、TaskChute通りタスクをこなす強いモチベーションとなる。双方がリンクすることで、大きな効用を生み出す。

まとめ

タスク管理をしていなければ、すなわちTaskChuteを使っていなければ、今の僕のライフスタイルは実現していないかもしれない。

ブログは毎日更新していたかもしれないが、睡眠時間を削っていたかもしれない。そして仕事の成果に影響がでていたかもしれない。そう考えるとブログとタスク管理の縁はおもしろいものがある。

今回のエントリーで言いたかったこと。それはタスク管理は確かに重要だ。TaskChuteも必須のツールとしてオススメする。でも、それだけでは労働時間は減らせないということ。

労働時間を減らす、制約するという強い意志が必要だ。タスク管理はその意思決定に背中を押してくれる。そして可能なら、何か新しいことに取り組むこと。

何か新しいことを始めるということは、相応の時間が必要になる。そのために、労働時間を減らそうと思えるものがいい。

それがまたあなたの背中を押してくれるだろう。そしてそれが自分の理想的なライフスタイルへと導いてくれるはずだ。

僕の場合はブログがそれだった。あなたの場合は何だろうか。

ということで、参考にしてほしい!!!

今のライフスタイルにとても満足しているいつでもスタオバより

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参考書籍

クラウド時代のタスク管理の技術
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投稿者プロフィール

滝川 徹
滝川 徹
東証一部上場の保険会社で「残業ゼロ」を1年以上実践するサラリーマン。慶応義塾大学卒。「気持ちが楽になる働き方」著者(同書はKindle新着ランキング2冠を獲得)。

専門は「タスク管理」。現在は「シゴタノ!」主宰の「タスクカフェ」の非常勤講師を務める。

会社で働く人の「自分らしい働き方」の実現に貢献したいと考えています。「家庭」と「自分らしく生きること」を大切に、日々自分を貫いて生きています。

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