僕はどんなきっかけでTaskChuteを購入することになったのか

先日の佐々木正悟さんのシゴタノ!でのエントリー。

タスクシュートユーザーはなぜ「タスクシュートは手放せなくなる」と言うのか | シゴタノ!

これを読んで感じたこと。TaskChuteが理論上最高のタスク管理ツールだということは、おそらくタスク管理に興味がある人ならすぐにわかるはずだ。

しかし世の中にはTaskChuteを買う人と買わない人がいる。その差はなんなんだろう。考えてみたくなったので、ブログのエントリーで自分の思考を整理しようと思った。

今回はまず自分がTaskChuteを購入するに至った経緯を整理してみようと思う。

さあ、今日もいってみよう!!!

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入社3年目頃から形成されていた仕事=人生ではないという価値観

TaskChuteを購入する前に、まずなぜ僕はタスク管理を始めようと思ったのか。振りかえると、入社3年目くらいに読んだ吉越浩一郎さんの「2分以内で仕事は決断しなさい」がきっかけだったと記憶している。

2分以内で仕事は決断しなさい
吉越 浩一郎
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父に薦められて読んだのだが、当時衝撃を受けたのを覚えている。まさに「目から鱗」だった。

仕事=人生ではない。仕事はいつか終わりがくる。仕事=人生だと、仕事をリタイアした後、充実した人生を送れない。

そのためには残業をしている場合ではない。仕事は限られた時間内で最高の成果を出す。一方で自分のライフの時間をしっかり確保して、ライフを楽しむことが大切。

簡単に言えばこのようなメッセージだ。

入社3年目の当時の僕は、どこかに会社での働き方に違和感を感じていたのだと思う。この本を読むまでぼんやりしていたものが、この本を読んだことで具体化したのだと思う。

この本がきっかけで僕の価値観は固まった。ライフを充実させる手段として仕事がある。仕事で最高の成果を出すことは大切。でもライフを充実させなければ生きていく意味がない。

仕事人間にはならない。そう決めたのだった。

しかし現実は仕事に追われる日々

自分が目指す生き方を実現するには、まず組織の残業を減らさなければならない。ということで、自分の業務改革に加え、組織の意識改革にも取り組む日々がスタートした。

しかし、会社の風土というのはおそろしい。今思えば当たり前だが、メンバーの意識がそう簡単に変わるはずがない。色々試行錯誤するも、なかなか成果がでない日々が続く。

そして入社年次が上がるごとに自分の業務量が増え、自分自身も残業を強いられる日々が続くようになった。仕事に追われる日々。週末も仕事のことが頭から離れない。

まさにストレスフルな日々だった。そして必死にがんばっていたにもかかわらず、会社からは評価されない。そんな時もあった。

今思えばこれが最大の転機となった。

逆境はチャンスだった

必死にがんばっていたのに、会社から評価をされない。詳細はここでは書かないが、当時は到底納得できるものではなかった。

しかし今思えば、この逆境は自分にとって素晴らしい出来事だったとさえ思う。「このままではダメだ、何かを変えなければならない」と真剣に考えるきっかけとなったのだ。

これが全ての行動の原点となった。現状から抜け出すきっかけが欲しいというモチベーション。ハングリー精神とでも言うのだろうか。

その後、僕はどのような行動を取ったのか。

人と出会い、本と出会う

まず僕は当時自分が目指していた生き方を実現していた人、吉越浩一郎さんから直接話を聞きたいと思った。

そしてラッキーなことに、これが実現したのだ。僕はこの時「宝くじは買わなければ当たらない」という名言を自分の辞書に残した(笑)。

六本木ヒルズでお昼をごちそうになった。お話を伺うことで今後の自分の進む道が整理された。そして自信を取り戻すことができた。人との出会いは気づきとしては最良の機会だと今でも思う。

そしてタイミング良く、本とも出会った。このブログでいつも紹介している、佐々木正悟さんの「クラウド時代のタスク管理の技術」だ。

クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
佐々木 正悟
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こちらも「目から鱗」だった。ストレスフルな仕事に追われる日々から脱出する方法を教えてもらった気がした。

僕はタスク管理に夢中になった。佐々木さんのようにタスク管理をやりたいと思い、スマホもXperiaからiPhoneに変えた。Toodledoもすぐに始めた。TaskChuteも購入するのに時間はかからなかった。

ともかく苦しい今を変えたい。それがモチベーションとなり、行動に繋がっていった。

そして今は・・

タスク管理はそれからずっと続けている。もうすぐ3年になる。

サラリーマンである以上一定のストレスは当然あるが、以前と比べれば完全にストレスフリーな日々を送っている。

これはTaskChuteのおかげと言っても過言ではないだろう。TaskChuteを購入するという行動を取れて本当に良かったと今では思っている。

今ではこうしてタスク管理についてブログも書いている。そう考えると、タスク管理、そしてTaskChuteは僕の人生を変えたと言っても過言ではないと思う。

まとめ

人は自分が心底変化を求めないと行動しない。今までの自分を振り返ると、僕はこの結論に到達する。

何か行動(変化)を起こす。これにはエネルギーが必要なのだろう。人間は基本的に変化を嫌う生き物だ。

だからこそ、本当に今を変えたい、変えなければならないと必要性に迫られた時のみ人は本気で行動するのではないだろうか。

現状への強い不満。仕事や身体的に逆境に置かれる。こうしたことが行動へのきっかけになるのではないだろうか。

TaskChuteを良いと知りながらも購入しない人は、「本気で」タスク管理をしたいと願っていないのかもしれない。

本気で現状を変えたいと思っているか。まずそこから自問してみる必要がありそうだ。TaskChuteを購入するには、そこからスタートしたほうが良いかもしれない。

もし仕事に追われる日々から脱出したいのであれば、まずは「クラウド時代のタスク管理の技術」を読んでほしい。

そしてもし感銘を受けたなら、少しでもタスク管理を始めてみよう。そしてタスク管理に可能性を感じてからでいい。TaskChuteを購入してみよう。

その行動こそが、人生を変えるきっかけになるかもしれないのだから。

TaskChuteを買うことで人生が変わったいつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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