仕事の効率が悪いのは本当にあなたの能力の問題?

昨日ある女性と仕事の話をしていた。その人は仕事が効率よく回せないことを悩んでいた。

この人は会社員。まわりの人が自分と同じように仕事をしていて問題なく回せているのに、なぜ自分だけ上手く回せないのだろう。

同じような疑問を抱いている人も多いだろう。今日は僕が昨日その人に話をした内容をシェアしたいと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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はじめに前提を少し

僕はこの人と仕事で接点があるので、性格などもよく知っていた。

とてもマジメな性格で、仕事が丁寧な人。仕事も一生懸命がんばるタイプ。

そして人に迷惑をかけないように、すごく気を使う人だ。

この人は「自分のどこを改善したらいいのだろう」と迷っていた。

僕は話を聞いていて、僕は真逆の解決策を提案した。

原因は心のビリーフにあった

この人の原因はあきらかだった。

「自力」の姿勢が強すぎるのだ。

常に「自分がなんとかしなければならない」と思っている。他人に頼るという「他力」に頼ろうとしていないを

話を聞いていると、この人の心の根底には「人に迷惑をかけてはいけない」という強いビリーフがあることがわかった。

これは心屋仁之助さんの手法だが、「人に迷惑をかけてもいい」、「役立たずって言われてもいい」と口に出して言ってみてと依頼しても、その人は口に出すことができない。

口に出せないということは、それがその人のビリーフ。「当たり」ということだ。

だからその人の仕事の効率が悪いのは人に頼らないから。助けてもらわないからなのだ。

「自分のやりかたが悪い」。「自分の能力がないから」。この視点に偏っている限り、この問題は解決しないのだ。

自分の常識の「逆」をいく

原因がわかれば解決策は簡単に見えてくる。それは、自分が一番怖いことをやってみることだ。

「人に迷惑をかけてもいい」。「役立たずでもいい」。そんな姿勢を持って、行動してみる。

  • 普段鳴っている電話を一生懸命とっているなら、自分が取らずにまわりにとってもらう。
  • 「助けてください」とまわりに仕事をお願いしてみる。
  • 仕事を思いっきり残してでも、早く退社してみる。

この人は「そんなことはできない」という。

その気持ちはわかる。自分が信じてきた常識の「逆」をいく行動だからだ。

でもこの人は今の状態から脱出したいと思っている。であれば、「逆」をいく勇気を出すしかない。

勇気こそが、人生を切り開くのだ。何も失わずに、何か大きなものは手に入れることはできない。

自分が知らない世界。人に迷惑をかけても、愛される世界。これを知ることで、あなたは本当の自信を手に入れることができる。

「自分が悪い」。そう自分を責め続けてきたあなた。もうそろそろいいのではないだろうか。

人に迷惑をかけないなんて生きている限り不可能だ。「人に迷惑をかけてもいい」のだ。そう自分を許可すること。

その分自分ができることで他人に貢献してあげればいいではないか。そうやって、助けあって生きていこう。

まとめ

マジメな人ほど、何かが上手くいかない理由を自分のせいにする傾向にある。

自分の努力が足りない。能力が足りない。

確かにそういう時もあるかもしれない。でも本当にそうなのか。一度疑ってみたほうがいい。

あなたは人に頼っているのか?助けを求めているのか?全部自分でやろうとしていないか?

タスク管理はあなたの仕事の効率を確かに上げてくれるだろう。しかし、それだけではあなたの仕事が減ることはない。

そう。根本の原因はあなたのマイルールにあるからだ。

タスク管理と、心のあり方。この両輪があってこそ、豊かな生活を手に入れることができる。

ということで、参考にしてほしい!!!

明日から2週間、休暇〜〜 いつでもスタオバより

今日のメッセージ

自分に本当に原因があるのか、一度考えてみよう。もっと他人に頼ってもいいのでは?

いつでもスタオバって誰?

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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