会社を辞めても人間関係の悩みが解消されない理由-あなたのビリーフは何度でも問題を作り出す

今の会社を辞めてもあなたの人間関係の悩みは解消されない。

確かに一時的には解消される可能性はあるだろう。

しかしあなたの中に「自分は認められない人間だ」とか、「自分は人から理解されない」というビリーフが残っている限り。

問題は必ず形を変えてあなたの目の前に現れる。

今日はその仕組みについて説明しよう。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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ビリーフは問題を作り出す

ビリーフを持ってる人は、他人を「使って」自分のビリーフに気付こうとする。

ビリーフというのは、簡単に言えば心のキズだ。マイルールとも言える。

昔深く傷ついた経験から、あるいは小さい頃親やまわりの人に刷り込まれて形成された「自分の常識」だ。

例えば僕の場合、「自分はわかってもらえない」というビリーフを持っている。

そうすると、「あー、自分はやっぱりわかってもらえないんだ」と確認するために。

自ら問題を作り出したりするのだ。

この仕組みを知ってから、以前悩んでいた会社での人間関係がまさにそれだったことに気づいた。

そう。まさに思考が現実化した結果だったわけだ。

問題は繰り返す

最近気づいたのは、ビリーフは完全に消えるまで、何度でも同じような問題を作り出そうとすることだ。

今思えば僕も小さい頃から定期的に、同じように人間関係で悩んできた。

会社で起きた悩みがたまたま一番大きかっただけで、会社に入る前も「自分はわかってもらえない」と人間関係で悩むことが定期的に起こっていた。

人間関係に悩む。そして環境が変わったりして、一時的にその悩みが解消する。また人間関係に悩む。その繰り返しだった。

当時は「人生、悩みがなくなるなんてありえないし、そんなものなのかなぁ」と思う程度だった。

しかし今ならその原因が自分のビリーフにあったことがわかる。

ビリーフは幼少期に作られることが多い。

僕は幼少期(4歳から8歳)にイギリスにいたので、もしかしたらイギリスでの経験が「自分はわかってもらえない」というビリーフを築いたのかもしれない。

今はそんな仮説を立てて探求しているところだ。

自分と向き合わなければ問題は解消しない

そう。だから人間関係で悩んでる人は、その原因を他人や環境のせいにせず、自分と向き合うことが必要だ。

会社での人間関係に悩んでいて、会社をやめようと思う気持ちはわかる。僕もやめようと思ったことはある。

しかし自分のビリーフが解消されない限り、一時的には問題が解消されても、また同じことが繰り返されるのだ。

ビリーフは不死鳥のように蘇る。

僕は自分のこのビリーフに気付き、自ら人間関係の悩みを解消した。

そんな僕でさえ、未だにチョコチョコと問題が目の前に現れる時があるのだ。

それくらい、ビリーフは根深い。根を断絶たなければ何度でも蘇る。

こればっかりは自分と向き合うしかない。目の前の問題を自分自身が作り出していることを受け入れる。

そして自分を許可していくしかないのだ。

まとめ

人間関係で悩むと、どうしても他人や環境のせいにしたくなる。

その気持ちはよくわかる。僕自身もそうだった。

しかしその悩みは自分が作り出しているということ。自分がまわりを「使って」問題を作り出していること。

この仕組みを知り、自分のビリーフと向き合うこと。

あなたの悩みを解消するには、このプロセスは避けて通れない。

ビリーフは根を絶たない限り、何度でも問題を作り出すのだ。

だから人間関係での悩みを解消するために会社をやめることを僕はオススメしない。

あの時会社を辞めなくて本当に良かったと、今の僕は思うから。

ということで、参考にしてほしい!!!

自分の過去を探求中 いつでもスタオバより

このエントリーのメッセージ

会社を辞める前に、自分のビリーフと向き合おう!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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