仕事の終わりを決めるもの

自分の抱えている仕事を全て片付けてから、退社する。そんな人がいたら、その人はよっぽど暇なのか、よっぽどの天才だ。

僕達の仕事は無限に増殖し続ける。だからこそ、仕事に終わりがくることはない。ドラクエで次々と出現するモンスターのようだ。

そんな中、僕達はどうしたら自分の時間、つまりライフの時間を確保できるのだろうか。

タスク管理も大切だ。しかし、それだけで残業は減らせるのだろうか。

今日はこのテーマでいってみようと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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仕事の終わりを決めるのは?

ここは重要な問いだ。今日仕事に行くとしよう。どの時点で退社するか。それを決めるのは、何だろうか。

シンプルに考えてほしい。仕事が決めるのだろうか。

そうではない。そう、あなたが決めるのだ。

それでは今日もあなたが残業してしまうのはなぜだろうか。

ここに重要なヒントがある。もう少し見ていこう。

その仕事は、本当に今日中にやらなければならない仕事なのか?

今あなたが残業しているとしよう。あなたはなぜ、残業しているのだろうか。

仕事が残ってるから。それはそうだろう。だけど、目の前のその仕事。その仕事は本当に今日中にやらなければならない仕事なのだろうか?

おそらく違うだろう。あなたはキリがいいところまで仕事を終わらせたいだけのはずだ。

その仕事は明日やればいいのではないのか。厳しいようだが、僕はそう思うわけだ。

なぜそう思うのか。みていこう。

今日中にやらなければならない仕事は限られている

今日からあなたにしてほしいこと。

それは、仕事を始める前に今日中にどうしてもやらなければならない仕事を紙に書き出してみることだ。

これは今日中にやらなければ、明日朝一番に苦情が入ったり、クリティカルヒットを喰らう仕事を指す。今日やったほうがいいタスクと混同してはならない。

どうだろうか?書いてみると、5つもない人が大半ではないだろうか。

書き上げたらどうするか。その5つから仕事を片付けていこう。割り込みタスクもルーティンもあるだろう。その合間に、この5つからだ。

おそらく朝からやれば、17時までには終わるはずだ。
定時で帰る人は、こういう仕事のやりかたをしている。

このやり方では、仕事がどんどん溜まっていってしまう。そう思う人もいるだろう。

それなら試しに今日から30分早く帰ってみてほしい。それを一週間続けてみる。何か業務上支障がでるだろうか。

まず出ないだろう。僕自身も毎日1時間以上早く帰ることを試してみたが、何も問題は起きなかった。

あなたの退社時刻を決めるのはあなたであり、必要なもの。それは、ちょっとした勇気なのだ。

まとめ

労働時間を決めるのは仕事でなく、あなただ。まずこの原則を今一度認識すること。

そして、仕事を始める前に今日中にやらなければ致命傷を負ってしまう仕事を列挙して、そこから片付けていく。

これを毎日続ければ、定時に帰れるというわけだ。いきなり毎日定時に帰る必要はない。

今日から30分、毎日早く帰ってみよう。上手くいけば、次は1時間と時間を少しずつ増やしていけばいい。

必要なものは、少しばかりの勇気だ。何かを変えるのは、勇気。

そんなのは理想論で、無理だと思うのか。勇気をだして、チャレンジするのか。

それは僕が決めることではない。決めるのは、あなただ。

ということで、参考にしてほしい!!!

何かを始めるのは勇気がいるいつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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