タスクを確実にこなしていくために知っておくべき知識

僕達の脳のエネルギーは起床した時から消費され続けている。だからこそ、思考力を要する仕事は午前中にやったほうがいい。夕方はエネルギーがないので、頭を使わなくてすむ作業系の仕事をする。
仕事にかかわらず、今の僕の生活の行動基準はこの考え方が前提となっている。
この考え方は佐々木正悟さんのエントリーから学んだ記憶がある。過去のエントリーを探してみたら、以下のエントリーが見つかった。
面白いし役に立つ『ファスト&スロー』 | シゴタノ!
タスクを確実にこなしていくために必要なこと。それは今回エントリーに書く知識を理解し、1日の行動計画を練ることだ。
さぁ、今日もいってみよう!!!
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エネルギーがある午前中に何をするかが勝負を分ける
僕たちは起床直後に脳のエネルギーが一番豊富に溜まっている。そして、起床直後から、だらだらしていようが、ブログを書こうが、エネルギーを消耗している。
脳のエネルギーは多ければ多いほど、消費量が多い行動を実行に移しやすい傾向にある。まずこの考え方を知っておくことが重要だ。
脳の消費量が多い行動とは何か。例えばブログを書く。新しく始めたランニング習慣。クリエイティブな仕事。こういった類の行動だ。
こういった類の行動は実行するのにエネルギーがいることは誰もが実感してると思う。
だからこそ、こういった行動は起床直後に行うのがベストとなる。少なくとも午前中に実行するのが望ましい。
1日の行動計画を立てる時に午前中に何をするか決めること。これがタスクを確実に実行するコツというわけだ。
脳はエネルギーが少ない状態ではタスクを「先送り」する
逆に夕方に近づき、脳のエネルギーが乏しくなってきたらどうなるか。
エネルギーが枯渇してくると、脳はエネルギーの消費を抑えようとする。したがって、僕達は通常この時点ではエネルギーの消費が大きい行動は行えなくなる。
夜の8時に今年の年間計画を練ることを考えてみてほしい。ノートを開いた瞬間に目を閉じてしまいそうだ。
そう、このタスクはほぼ確実に「明日行き」だ。先送りされる。
では脳のエネルギーが乏しい時間帯は何をするのがいいのか。エネルギーを使わないタスクを実行しよう。
経費精算、映画をみる、ブログチェックなどだ。こういった作業なら、苦なくできるだろう。先送りされる可能性は低くなる。
夕方はエネルギーを使わないタスクを実行する。これが充実した夕方を過ごすコツというわけだ。
無理をしすぎると、破綻する
夕方になってもエネルギーを使う仕事をひたすらやっているという人もいるかもしれない。
実際僕も一時期深夜の時間帯にブログを書いたり、無理にエネルギーを使う仕事をエネルギーがない状態で実行したことがある。
これは不可能ではない。しかしこの行動をやり続けるとどうなるか。そう、破綻するのだ。
エネルギーを枯渇した状態でエネルギー消費が大きい行動を実行すると、必ず後で反動がくる。
深夜にブログを書けば、眠りは浅くなる。次の日の午前中のエネルギーが乏しくなる。さらにそれを続けていくと、体を壊したりするわけだ。
無理をしてはいけない。頑張りすぎてはいけない。その理由がお分かりいただけただろうか。
まとめ
人間の脳のエネルギーは起床直後から消費が始まっている。そして、脳のエネルギーが多ければ多いほど、多くのエネルギーを使いやすい。
この原則を知った上で1日の行動計画を立てること。これがタスクを確実にこなすコツだ。
そしてこれは仕事に限らず、生活(ライフ)にも言えることだ。
僕もこの原則を知ってから有意義に日々過ごせるようになった。
皆さんも今日1日、どんな風に過ごしたらいいか考えてみてほしい。
ということで、参考にしてほしい!!!
スタバではホットココアのいつでもスタオバより
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この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。