もっと楽に生きていくために、あなたが知っておくべきこと

僕達は他の何者にもなれない。

憧れのあの人と、同じ人にはなれないということ。このことに僕達は本当の意味で気づいていない。

そしてこのことこそが、あなたを苦しめている。このことにも、気づいていない。

なぜ憧れのあの人になろうとすると、あなたは苦しくなるのか。

僕自身の経験から、今日も書いていこう。

さあ、今日も早速いってみよう!!!

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吉越浩一郎さんになりたかった僕

僕は入社3年目くらいから、吉越浩一郎さんの以下の書籍をきっかけに強い憧れをもった。そのことは以前にもエントリーに書いている。

2分以内で仕事は決断しなさい
吉越 浩一郎
かんき出版
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仕事を人生の一部と考え、家族を大切にする姿勢。会社の残業をゼロにしながらも、19期増収増益という実績を出されたこと。即断即決のスピード経営。

そして60歳でリタイアし、人生を楽しんでいらっしゃる姿。まさに僕の理想像。

それから僕はどうやったら吉越さん(のよう)になれるか。ずっと考えてきた。吉越さんの出された書籍は全て購入。吉越イズムを自分に植えつけた。

自分の価値観が吉越イズムに染まったこと。これは良い面も当然あったのだが、悪い面も多分にあった。

吉越イズムにより、僕はその後会社で苦しむことになったのだ。

まわりのメンバーとの価値観のズレが生む苦しみ

吉越イズムを勝手に継承した僕に何が起きたのか。

それはまわりのメンバーとの価値観のズレだった。これがその後5年ほど僕を苦しめることになる。

一言で言えば、吉越イズムと僕の会社のメンバーの価値観があわないのだ。これはどちらが正しいとか、間違っているという話ではない。

僕のいる会社は吉越さんがいたような外資系の会社と利益を生む仕組みが違うのだ。僕の会社はまわりのメンバーや組織がうまく調和しあうことで、利益を生み出すシステムなのだ。

その中で僕がただ一人外資系の働き方をしていれば、まわりのメンバーからすれば「めいわくなやつ」なのだ。

例えば意思決定について。

リーダーが即断即決でロジカルな意見を採用すべきという考え方もあれば、まわりの意見をじっくり聞き、全員の意見を少しずつ反映した「落としどころ」の案を採用するのが良いという考え方もある。

組織として後者の考え方を大切にしているのに、一人だけ前者の考え方を大切にしていれば僕は単なる「空気が読めないやつ」なのだ。

このことに僕が気づいたのは実は最近だ。それまで僕はずっと悩んでいた。その原因が価値観の違いにあるということに気づけなかったのだ。

「がんばっているのに、どうしてうまくいかないのだろう」。ずっと悩んでいた。そんな時、心屋仁之助さんの本に出会ったのだ。

これが僕の人生を変えた。

「吉越さんにならなくてもいい」

この本を通してそのことに気づいたことが、僕の大きな転機になったのだ。

あの人になれない自分を「許す」ということ

吉越イズムに染まった僕にも、いいことはあった。吉越さんのやり方を真似たおかげで、会社でも実績を出すことができた。

でも今振り返れば。この時はとてもムリをしていたのだ。当時はとても「がんばっていた」。

例えば「自分に厳しく」という価値観。その価値観を持ってしまった僕は、人にも厳しく当たるようになってしまった。

仕事でも弱音を吐かなくなってしまった結果、まわりのメンバーが弱音を吐いているとイライラしてしまうようになった。

この苦しみから脱出したきっかけ。それは自分を「許す」ことだった。

  • 吉越さんのように鬼軍曹にならなくていい。
  • 自分に、人に厳しくしなくてもいい。
  • 即断即決しなくてもいい。

「僕は吉越さんとは違う人間なんだ」

こうあらためて思い、「吉越さんのようにならなくてもいい」。そう自分を許可した時に、僕は大きく変わった。

そう。人は生まれながらにしてタイプが違うのだ。

モーレツにがんばることが好きで、苦にならない人もいる。こういった人は(私見だが)吉越さんのような生き方がうまくハマるだろう。

しかし僕は生来そういうタイプではない。そのことに気づいたのだ。僕は心屋さんのようなゆるーりとした生き方があっている気がしている。

だからもしあなたにも憧れの人がいて。あるいは憧れの生き方があるとして、その通りに生きられないことに苦しんでいるなら。

あなたは「そのように生きられなくてもいい」のだ。

別にそれはダメなことではない。あなたにはそのやり方が合わないだけなのだ。あなたにはその生き方と違った、あなたにしかない素晴らしさがある。

そのことに気づいた時、あなたは今よりずっと心豊かに生きられるようになるだろう。

まとめ

僕たちは自分のことを責めるのが好きだ。

あの人のように生きられない自分が、「ダメなやつ」になる。そんな「ダメなやつ」にならないように、がんばるのだ。

しかしあの人のようにならなくてもいいのだ。正解はその「逆」なのだ。

むしろあなたらしさを磨いていくこと。そこにこそ、あなたが探し求めていた答えがある。

そう生きた方が、楽だし、きっとうまくいくから。

ということで、参考にしてほしい!!!

明日から、グアムいってきまーす いつでもスタオバより

今日のメッセージ

あなたは「あなたらしく」、生きればいい!

いつでもスタオバって?

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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