今度こそあれを習慣化したい!習慣化に必要な「儀式」を作るのに必要なこと

先日のエントリーで、行動を習慣化するには「儀式」が大切ということを書いた。
それでは「儀式」をどう作ったらいいのか。今日はこのテーマで書いてみようと思う。
さぁ、今日も早速いってみよう!!!
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自分が無意識に行っている「儀式」を見つめ直してみた
このエントリーを書く際、正直考えがまとまるのに珍しく時間がかかった。
僕は習慣化が得意なので、無意識に「儀式」を作り出せていたからだ。
自分が普段どうやって「儀式」を作り出しているか。この機会に少し考えてみた。
自分の中にある、いくつかの「儀式」を思い出す。
- 試験前など、何かに集中して取り組む前はトイレにいく(途中でいきたくなったら困るから)
- 何かに没頭したいときは、喫茶店へ行く(脱線しないために)
- 作業前に机の上をきれいにする
- 何かを習慣化したい時は、極力同じ時間帯にその行動を繰り返す
- 一回やった作業は、うまくいかない場合を除き、同じ順番で繰り返す
これらは何を意味するのだろうか。説明していこう。
うまくいったことを再現する
一言でいえば、うまくいったことを再現しようとすることだ。
例えば早起きを習慣化したいとしよう。
はじめのうちは何回も失敗するが、うまくいくときだってあるはずだ。その時の自分の行動をふりかえるのがミソ。
- 前日何時に寝たのか。
- 寝る前に何をしたのか。
- 夕飯は何時頃に取ったのか
- 夜どんな過ごし方をしたのか
色んな観点で、自分の行動をふりかえる。その中に、うまくいったヒントが隠されている。
そしてそのヒントこそが、「儀式」となるものなのだ。
そういった意味で、うまくいった時の行動をふりかえることが「儀式」を作るためには必要。
ではどのように振り返ればいいのか。みていこう。
「儀式」を炙り出す
うまくいった時の行動をふりかえる時は、うまくいった要因をあぶり出すことが必要だ。
要するにうまくいった理由の仮説をたて、実験して検証するのだ。
早起きのケースでいけば。前日寝た時間が22時だったのであれば、今日も22時に寝てみる。
それでうまくいけば、それが成功の要因といえる。うまくいかない場合は、もう一度考えてみる。
「そういえば、寝る前にテレビをみなかったな」と思えば、それを仮説として、寝る前にテレビをみずに寝てみる。
こんな感じで、うまくいった要因の仮説をたて、その仮説が正しいか実験(行動)を通して検証していくのだ。
地味な作業ではあるが、この作業の果てにあなたには強力な「儀式」が手に入ることになる。
まとめ
何かを習慣化するためには自分なりの「儀式」を作ることが鍵になる。
そしてその「儀式」を作るためには、うまくいった時をふりかえることが大切だ。
うまくいった時、どのような行動をとったのか。どのような順番で行動したのか。
自分の行動をふりかえり、うまくいった要因を推測し仮説をたてる。
そして仮説が正しいか、今一度実験(行動)して検証する。
うまくいけば仮説が正しいと証明されたことになる。それがあなたの「儀式」となる。
地味な作業ではあるが、「儀式」を作ることができると習慣化はずっと簡単になる。
うまく習慣化できない人は、こういった観点で考えてみてはどうだろうか。
ということで、参考にしてほしい!!!
シルバーウィークは育児中心 いつでもスタオバより
今日のメッセージ:行動を習慣化するには、なぜうまくいったのかを考えることが大切!
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この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。