残業をなくすためには「がんばること」をやめる必要がある

どうしたら残業をなくして、やりたいことをやる時間を確保できるのか。残業続きのあなたの悩みではないだろうか。

残業をなくすには。タスク管理というテクニックも必要だが、それと同じくらい必要なものがある。

それは時間に対する考え方だ。残業をするから僕達の仕事に終わりはこない。残業をやめるから、残業をしなくてもよくなる。

この考え方とタスク管理が合わさった時、あなたの労働環境は劇的に変化するのだ。

どういうことか。説明が必要だろう。今日はこのテーマでいこう。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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「逆の発想」に気づく

先日心屋仁之助さんの「一生お金に困らない生き方」を読んでいたら、出てきたフレーズ。

「ない」からやらないのではなく、「やらない」から「ないことにしてる」のです。「ない」から無理なのではなく、「無理」だと決めているから「ない」ようにしているのです。

お金が入ったから、やるのではなく、やると「決めた」ら、「なんか知らんところから」お金が入ります。先に決めてください。

これはお金の話だ。お金がなくても先に使うから入ってくる。逆の発想を持つのが大切。そう説いている。

時間も全く同じ発想となる。やりたいことをやる時間を「作る」から、やりたいことが「できる」ようになる。

やりたいことを先にやるから、残業をしなくなるのだ。どういうことか、もう少しみていこう。

時間を制限するから「がんばらない」

僕達は真面目だ。だから仕事が多いと責任感から残業をして仕事をがんばってしまう。

しかし僕達は重要なことを忘れてしまう。仕事は無限にあるということを。僕達はどこまでがんばればいいのだろう。

なぜやりたいことがあるのに、無限ループの中で仕事を頑張り続けなければならないのだろう。

そう自問自答したことはないだろうか。

あなたが仕事をやりたくて仕方ないなら、それでいいだろう。でもあなたが今の働き方に違和感を感じてるなら。

やりたいことを諦めてまで、あなたは働く必要があるのだろうか。

僕はブログを書きたかった。ブログを書くと「先に決めた」。その結果、早朝残業の時間をブログ執筆に当てるようになった。

そう。やりたいことをやるから働く時間を決めるのだ。予定がある日は早く帰るのと同じ。そこから全てが始まるのだ。

そしてタスク管理はその手助けをしてくれる。見ていこう。

TaskChuteがあるから決めた時間に帰ることができる

18時に帰りたいのに、今日やる仕事の量が22時までかかってしまう量だったとしたら。あなたは18時に帰ることはできない。

あなたが18時に帰るためには、少なくとも18時に退社できる見込みの仕事量を今日の仕事として設定すべきなのだ。

どうしたらそれができるのか。そのただ一つの方法はタスクリストを作ることだ。しかも各タスク毎に見込み作業時間がはいっているものだ。

例えばTaskChute。右上を見れば、全てのタスクを予定通り終了したら何時に帰れるか。一発でわかるようになっている。

無限にある仕事の中から、今日18時までやる仕事の分量だけ。TaskChuteに入れればいいのだ。

そうすることで、少なくとも22時まであなたが仕事をすることはなくなる。

そう。「やりたいことをやりたい。もう頑張る必要はないんだ」という考え方を失わない限り。あなたは早く帰れるようになるのだ。

まとめ

僕達は真面目で責任感がある。だからこそ、滅私奉公で働いてしまう。僕もそうだった。

自分がそうしたいならそれでいい。でも「がんばって働かなければいけない」。あなたはそう思って働いていないだろうか。

僕がやりたいことをやって気づいたこと。それは、「やりたいことをやってもいいんだ」ということ。「そんなに頑張らなくてもいいんだ」ということ。

仕事をキッチリやるのは大切。成果を出すことも大切。でも、今の無限ループでないと。はたして本当に成果は出せないのだろうか。

少なくともブログを書くようになった僕は。今の労働時間で支障は何もない。むしろ今まで以上にアウトプットを出せているとようにさえ思う。

がんばれば成果が出せる。がんばらなければ成果が出せない。そう思い込んでないだろうか。

その思い込みをなくすこと。そこから全てが始まると僕は思う。そしてタスク管理はその考え方を支持してくれるという意味で、大切な技術なのだ。

あなたも違和感をもし感じているなら。少しずつ変わっていけばいい。今日から一歩ずつ、タスク管理を学びはじめてはどうだろうか。

ということで、参考にしてほしい!!!

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参考書籍

一生お金に困らない生き方
心屋 仁之助
PHP研究所
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佐々木 正悟
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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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