あなたの仕事は割り込みタスクへの対応で決まる

スタオバ君はTaskChuteユーザー。今日もTaskChuteに書いてあるタスクを上から順番に処理していっている。

今は13時。午前中は割り込みタスクがなくて、今のところ仕事の進行具合は順調だ。そろそろ鼻歌が出そうだ。

そんな時だった。「スタオバ君、ちょっとこれ頼むよ」。

そう、サラリーマンの宿命。上司殿だ。いわゆる「割り込み」発生だ。見たところ、依頼されたのは15分くらいのタスクだ。

ここからあなたはどんな行動を取るだろうか。今日のテーマはこれだ。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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すぐに飛びついてしまう、そんなあなたに

ちょっと冷静になろう。今そのタスクにすぐに手を伸ばさなかっただろうか。自分がスタオバ君の立場になった時のことを想像してほしい。

一時間以上かかるタスクなら、さすがにすぐとりかかることはないだろう。でも、この15分という中途半端な所要時間のタスクだったらどうするだろうか。

ちなみにタスク管理を始める前の僕なら迷わず飛びついていたと思う。

これが仕事に流されるということだ。仕事の全体像が見えていないので、反射的にすぐ終わらせられそうな仕事に飛びつくのだ。

しかし、スタオバ君はTaskChuteユーザーだ。TaskChuteのおかげで、冷静な判断ができる。「このタスクは明日やろう」。そんな冷静な判断ができるのだ。

その15分を選択すれば、別の15分を失うという現実が見えている

TaskChuteを使っている場合、今日やらなければならないタスクとその見積り時間が目の前に広がっている。

おまけに、予定終了時刻までも自動的にわかってしまう。

だからこそ、今上司から頼まれた15分のタスク。これを今からやるとどうなるか、見えてしまうのだ。

別の15分のタスクを明日に先送りするか。それとも15分残業するか。いずれかを選択せざるをえなくなるということが見えてしまう。

その仕事はいつやるべきなのか、立ち止まって考える

TaskChuteで現実が見えてしまったスタオバ君。

彼なら反射的に仕事に手を出してしまうことはない。まず考えるのだ。このタスクはいつやるべきなのか。

今?後で?明日以降?

そう、今目の前のTaskChuteの中にあるタスクと今の目の前のタスク。優先順位はどちらが高いのか。

この判断が大切なのだ。それが仕事をコントロールするということだ。主導権は仕事にでなく、あなたにある。

仕事は無限にあるのだから、15分残業するなんて以ての外だ。もはや圏外といっていい。

あなたの貴重なライフの時間を犠牲にしてはいけない。なんのためにタスク管理をしているのか思い出してほしい。

明日以降で問題ない仕事なら、明日に回す。これが鉄則なのた。

まとめ

割り込みタスク。これは仕事をしている以上、一定頻度で発生する。これは避けることはできない。

でも発生した割り込みタスクをいつやるのか?これは限られた緊急事態を除き、あなたが決めることができるのだ。

だからこそ、反射的にタスクにとりかかってはならない。仕事にコントロールされないことが大切なのだ。

いつやるのか?いまでしょ!・・・ではいけない。

タスクリストを作っていれば冷静に対処ができる。ここにタスク管理、タスクリストを作る意義がある。

タスク管理はまだこれからという人も、割り込みタスクへの対処は今すぐからでも始められる。

仕事をコントロールしよう。その第一歩は、割り込みタスクの選択。

今日からでいい。あなたも始めてみてはいかがだろうか。

ということで、参考にしてほしい!!!

@東京→今日大阪帰るいつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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