僕が実践する、仕事の最短ルートを見つけるための方法

先日書いたエントリーでがんばらなくてもなぜか仕事は回っていくという話を書いた。

僕達は仕事が溜まってくると1日の中に仕事を詰め込んで、当然のよう残業して「がんばろう」とする。

このサイクルは負のスパイラルを引き起こすことも先日のエントリーで書いた通りだ。

負のスパイラルでは仕事が回らなくなる。倒れるまでがんばり続けても、成果は上がらない。

しかし逆に「がんばらない」ことで、仕事が回っていき、成果もついてくるようになる。

ではなぜがんばらないと仕事が回るようになるのか。その理由の一つを今日は紹介しようと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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時間が限られている時にこそ、頭はフル回転する

つい先日あらためて実感した話。

先日仕事である意思決定をしようとしていた。ある決定をするか、しないかの二択を選択しなければならない。しかもけっこう悩ましい問題だ。

通常なら慎重に判断するために、膨大にある資料を少なくとも斜め読みしてから、結論を出したと思う。

資料を読み、方針を検討する。その場合、僕の見積もりでは少なくとも1時間半はかかったであろう。

しかし、だ。「がんばらない」と決めた僕はその日の退社時刻を決めてから、タスク毎にかける時間を決めている。

その結果、他のタスクも考慮するとこの仕事には20分しかかけられないことが判明したのだ。

ということは。

この仕事に1時間半かけるなら、残業するか、明日以降も時間をかけてやっていくしかない。

しかし僕は残業で仕事のカバーをしないと決めている。「がんばらない」スタイルを身をもって実践しているからだ。

明日以降にこの仕事を持ち越したくなかった僕は、脳みそをフル回転させた。そこで僕はどうすることにしたのか。

見ていこう。

時間が限られているから、即決できる

結論から言うと。5分で結論を決めてしまった。

今日このタスクにかけられる時間は20分しかない。であれば、この仕事を20分で終わらせることはできないか。まずそう考えた。

その結果、僕がたどり着いた答え。

この案件は二択問題。直感的に答えを既に僕は出している。

であれば、90分かけて慎重に答えを導き出したとしても。結論は変わらないのではないか。そしていずれの結論を選んだとしても、大きな差はないのではないか。

そう考えることで、自分の直感をもとに5分で意思決定をすることができたのだ。

時間を区切るから最短ルートを導き出せる

僕自身が昔そういう働き方をしていたからわかるが、残業で仕事をカバーしていると、この感覚はわからないだろう。

「残業をすればいい」という気持ちはそれだけ、あなたの効率を奪っているのだ。あなたが気がつかないうちにジワジワとだ。

1日で働く時間を先に決めるから、タスク毎にかけられる時間が決まってくる。そしてタスク毎にかけられる時間が限られるからこそ、最短ルートをあなたの脳は探すようになるのだ。

そう。時間を決めるから、効率が上がるというわけだ。

まとめ

時間を区切るから効率が高まる。僕はこの考え方を吉越浩一郎さんから学んだ。

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この考え方に初めて触れた時の僕は。「そうは言っても、現実的に仕事が終わらない時はどうするんだろう」。そう思ったものだ。

今のあなたもそうかもしれない。

そう、仕事が破綻してしまったらどうしよう。きっと不安だと思う。怖いと思う。

でもこれは「勇気をだして」としか言えない。

少しずつでいいから、退社時刻を決めて残業を減らしていく。少しずつ実験していくしかない。

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そして大切なことは、仕事が終わりそうにない時に残業でカバーしようとしないことだ。

この姿勢が大切。

これを続けてくれば、いい意味でがんばらない習慣がついてくる。僕自身の経験では、18時になるともう帰りたくなる。

どんどんがんばれなくなる(笑)

でもそれでいいのだ。その時には成果も挙がるようになっているはずなのだから。

ということで、参考にしてほしい!!!

最近どんどんがんばれなくなっていることを実感している いつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。