テレビ朝日の「しくじり先生」に学ぶ!あなたが人生をしくじらないために知っておくべき大切な原則

僕は基本的にテレビをみない人だ。

しかし、妻がテレビを見ている時にたまにみることがある。そんなきっかけで、テレ朝の番組で「しくじり先生」という番組を見る機会が数度あった。

この番組は昔一躍有名になったものの、今はあまりメディアにでなくなった人が先生となって、それこそ人生を「しくじらない」ように生徒達(芸能人)にレクチャーする番組内容となっている。

何回か登場人物の話を聞き、ある共通した原則があることに僕は気づいた。僕にとってはとても大切なことに思えたので、この気づきについて書こうと思う。

さあ、今日も早速いってみよう!!!

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みんな仕事を断ることができなかった

僕が印象に残っているのは藤崎マーケットと元猿岩石の森脇さんの講義だ。

その共通点は、「仕事を断らなかった」ことだった。特に藤崎マーケットの場合。

彼らはあの有名な「ラララライ体操」以外のネタでもそれなりの実績があったにもかかわらず、テレビ局が視聴率を稼ぐためにひたすら毎日「ラララライ体操」をさせられていたのだという。

本人達が「しくじり先生」で話をしていたこと。それは「もう、ラララライ体操はやりたくなかった」とのことだった。

他のネタをやりたいと言ってもやらせてもらえない。少しやらせてもらっても、ラララライ体操以外の部分はカットされていたそうだ。

そうして仕事を断らず、ひたすらラララライ体操だけを繰り返す日々。

その結果、あまりの多忙さに精神的にもおかしくなり、そして視聴者が飽きてしまったことで一気に仕事がこなくなってしまったという。

この話で僕は心屋仁之助さんがナイナイアンサーキンタローさんに言っていたことを思い出していた。

どういうことか。説明していこう。

仕事を断る勇気を持つこと

詳しくは先ほどのエントリーをみてほしいが、要するに仕事を断ることが大切ということだ。正確には、やりたくない仕事を断るということ。

どういうことか。説明しよう。

仕事がくるのは芸人としては嬉しいことだ。こんなチャンスはめったにないわけだ。その芸人はせっかくもらった仕事。全ての仕事を断らず受けて、全ての仕事をこなそうとする。

しかし全ての仕事を受けるとどうなるか。自分がやりたくない仕事もやらなければならない。また、あまりのハードスケジュールで精神的におかしくなるのだ。

心屋さんがキンタローさんにしていたアドバイス。

それは仕事を断る勇気を持つこと。キンタローさんは当然、断るのが「怖い」と言っていた。仕事がこなくなってしまうと言う。

しかし心屋さんは「逆」だと主張する。

仕事を断るから、「ギャラが高くてもいいから出演してほしい」という依頼がくる。そうすれば、高額な報酬ももらえるし、時間にゆとりがあるから逆に良い仕事ができるようになる。

やりたい仕事だけをやることも同じ。

やりたい仕事に専念するから心が豊かになり、その結果、良い仕事ができる。そうすると、もっと仕事が舞い込んでくる。

そして何より仕事を断っても自分の価値は減らないという「折れない自信」を手にいれることができるというのだ。

仕事を断ったら、仕事がこなくなる。そんな常識の「逆」を選択する「勇気」を持つことが大切というお話。

この話はサラリーマンにも当てはまる部分があると僕は思った。みていこう。

常識に縛られないということ

サラリーマンの世界でも「常識」はたくさんある。

上司たるもの、部下よりも多く働くべきだ。部下の話はよく聞くべきだ。根回しをしっかり行うべきだ。

様々な常識がある。

特に自分に迷いが生じているときは、上司からもらったアドバイスにすがりついてしまうこともあるだろう。

しかしそんな時こそ、気をつけなければならないと僕は思う。

例えばあなたが上司から「部下から信頼を得るためには、部下の仕事を上司である君が引き取ってあげることが大切だ」とアドバイスを受けたとしよう。

しかしあなたはそれは必ずしも正しくないと考えているとしよう。そんな時あなたはどうするだろうか。

上司からの評価を気にして、上司のアドバイス通り部下の仕事を引き取るのか。その場合、あなたの仕事は急激に増え、その仕事量に苦しむことになるだろう。

それとも自分の考えを貫いて、今のままでいるのか。上司からは冷たい目でみられるかもしれない。年度末の人事考課に悪い影響がでるかもしれない。

この場合、正解は「自分の考えを貫くこと」になる。その理由は、このエントリーで書いてきた通りだ。

常識的には上司のアドバイス通り、部下の仕事を引き取ることが正解だと思われるだろう。

なぜなら、僕たちは不安でしかたがないからだ。上司のアドバイス通りやらずに、「評価が下がったらどうしよう」という不安だ。

しかし上司のアドバイスをそのまま実行したらどうなるか。想像してみてほしい。

仕事が増える。残業が増える。自分がやりたくないことをやっているからストレスが増える。これで果たしてあなたは良い仕事ができるのだろうか。

万が一少しばかり良い評価をもらったとして、あなたのプライベートはボロボロだ。家族とコミュニーションを取る時間も、やりたいことをやる時間もない。

他人のために、自分の人生を犠牲にすることになる。まさに以前書いたエントリーの通りだ。

「そんなはずはない」とあなたは思うだろう。しかし僕は逆に聞きたい。

あなたは今までその「常識」通り、仕事をしてきたのではないだろうか。その結果、今の自分の生活に満足できているだろうか。

もしできているなら、それはけっこうなことだ。素晴らしい。しかしもし満足できていないなら、あなたが信じてる「常識」は正しくないということではないだろうか。

であれば、その逆を試すこともそんなに悪い話ではないだろう。

僕はそんな話がしたかったのだ。

まとめ

常識の逆をいくということ。それはとてつもなく勇気がいることだ。

僕自身はサラリーマン。仕事をもらうという芸人さんや独立している人達の立場など想像するのは難しい。だからこそ、心屋さんの話を引用した。

しかしサラリーマンの話については、僕は確信している。

時代は変わってきているのだ。今までの「常識」に縛られ、がんばっていては自由に豊かに暮らしていくことはできない。

常識の逆をいくということ。僕自身もまだ実験段階だ。残業では成果を出すことで、僕は今少しずつ手応えを感じている。

あなたもこの機会に一緒に常識の逆へ、飛び込んでみてはいかがだろうか。

ということで、参考にしてほしい!!!

一緒にがんばろう! いつでもスタオバより

今日のメッセージ:自分の生き方を貫く勇気をもとう!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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