時間がないからこそ、あなたの感覚は磨かれる

スタオバ君はここ最近送別会が続いている。そうするとほぼ毎日18時前に退社しなければならない。

そうすると当然。労働時間が減っているので、仕事が溜まる感覚が出てくる。

そんな中、先輩からある仕事を頼まれた。先輩曰く、その仕事をやるかどうかは、最終的に僕に任せるということだった。

新しく渡された仕事をやるか、やらないか。こんな時あなたならどう判断するだろうか。

一瞬悩んだものの、スタオバ君はこの仕事をやらないことに決めた。

スタオバ君がどのような思考プロセスを経て、この結論に至ったのか。

今日のテーマはこれでいってみようと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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忙しいと5分さえも惜しくなるあの状態になる

さすがに毎日18時前に退社するのが連日続くと。当たり前だが、仕事は溜まっていく。

そうなると。当然ながらやらなければならないタスクが増えていく。文字通り5分でも惜しい状態になっていく。

退社する時刻は18時とお尻が決まっているので、時間内にどのタスクをやるのか。

取捨選択をしながら、タスクリストを作ることになる。その状態で新しいタスクを依頼された場合。

どのような思考回路になるのか。今日のテーマだ。みていこう。

その仕事はやらなければならないのか、やったほうがいいのか

先程説明したように。僕のTaskChuteは18時までタスクがギッシリだ。

そのような状況で新しい仕事が舞い込んできた場合。

まず一番最初に検討するポイント。

それはその仕事は「やらなければならない仕事」なのか。それとも「やったほうがいい仕事」なのか。どっちなのかの判断だ。

上司からの業務命令なら。それはやらなければならない仕事だ。

上司の思いつきで「やっといんてくんない?」レベルであれば(よくあるやつだ)。必ずしもやらなければならない仕事ではないだろう。

まずこの二つをきちんと選別する能力を養うことだ。やらなければならない仕事なら、当然にやる。

例えば僕の先程のタスクの場合。やったらプラスになる仕事ではあるだろう。しかし、やらなければならないタスクではないとする。

「やったほうがいい仕事」なら。次の検討プロセスに移っていく。

他の仕事を犠牲にしてでもやるべきなのかという問い

次に考えること。それは、その新しい仕事をやる時間が果たしてあるのか。冷静に、考える必要がある。

僕はまず今日のタスクリストであるTaskChuteに聞いてみる。

うん。どうやら今日はタスクがビッシリでムリそうだ。それなら明日以降はどうか。

4月に入ったら歓迎会もある。明日以降も当面は今日のように忙しいということが、タスクの母艦であるToodledoを見るとわかる。

そう。Toodledoを見れば、この新しいタスク(例えば30分かかるとしよう)に取り組むには、別のタスク30分分をやめるか、先送りしなければならないことがわかる。

他のやらなければならないタスクを犠牲にしてまで、このやったほうがいいタスクをこなすかどうか。

ここであなたは決めなければならない。

その判断基準はどうしたらいいかって?もう少し見ていこう。

仕事の成果の80%は20%の仕事で生み出されている

ここで使えるのが、80対20の法則だ。

この法則によれば、仕事の成果の80%は20%の重要な仕事が生み出しているという。

そう。だから仕事をやるかやらないかを決めるには。そのタスクが成果を生み出す重要な20%の仕事にあたるのか。

タスクを処理した後の成果をふまえ、検討するのだ。

そこで大した成果が得られないと判断したなら。その新しいタスクをやらないという結論になる。

先輩は残念に思うかもしれない。でも任せられた以上、その仕事をするかしないか。

決めるのは、あなたなのだ。

時間が限られているから、選択ができる

もう一つ、重要なポイントを述べておこう。

仕事を受けるか受けないかという感覚が冴えるのは。時間が限られている時なのだ。

18時までに退社しなければならない。労働時間が限られているから、仕事を受けるか受けないか。慎重に判断するようになる。

新しい仕事を受けたら残業をすればいい。そういった発想を持ってしまっていると。

あなたは全てを犠牲にしてまで働き続けなければならなくなるのだ。その先には何があるのか。考えてほしい。

労働時間に限りがあるから、僕達は仕事を選択できるのだ。

このことはあなたにも是非知っておいてほしい。

まとめ

僕達はどのタスクに取り組むか。常に選択をして仕事をしている。

例えあなたが無意識でも。無限にあるタスクからタスクを取捨選択しているのだ。

仕事の依頼を受けると、僕達はつい安請け合いしてしまう傾向がある。

しかしその仕事を受けるということは、今抱えている他のタスクを犠牲にすることになる。

この感覚を持つことがまず第一歩だ。そしてこの感覚は
タスク管理をすることで、磨かれていく。

タスクリストをみることで、今日も明日も明後日も。あなたは忙しいという事実を確認することができる。

時間がないことを認識するから、仕事を受けないという決断ができるようになるのだ。

その仕事、本当にやるべきなのか。あなたにも今日から考えてみるようになってほしい。

ということで、参考にしてほしい!!!

飲み会続きで疲れ気味 いつでもスタオバより

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カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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