仕事のやり方をデザインすれば、あなたの仕事は変わる

僕が運営する組織では、トリンプのがんばるタイムを模倣した取り組みを実施している。

メンバーが1日のうち1時間。電話などの中断が入らない状態で、集中して仕事に取り組むことができる。

この取り組みを中心に、様々な取り組みを実施した結果。僕の組織では約20%、残業を減らすことに成功した。

なぜ、メンバーの残業が減ったのか。今日はこのテーマでいってみようと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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その時間に取り組むタスクを決めるということ

がんばるタイムでは、その時間中は電話も取らなくて良いことにしている(他のメンバーが代わりに対応する)。

また、他のメンバーもよほどの緊急事態でない限り声はかけない。つまり、割り込みタスクが発生しない。誰にも邪魔されないという環境となる。

1日のうちにこういった時間があるメリットは何か。

それは、仕事の段取りを考える機会が作られることだ。

「がんばるタイムの間は、この難しい企画の企画書を仕上げよう」

そんな感じで、その一時間に処理するタスクを考えるという習慣が作られる。

その結果、今まで仕事の段取りを考えるという習慣がなかった人でも。少しずつ、そういった習慣が形成されるというわけだ。

なぜ仕事の段取りを考える習慣を持つといいのか。

仕事が僕達をコントロールするのでなく、僕達が仕事をコントロールする

僕の組織で以前見られた光景。それは、仕事にコントロールされるメンバーだった。

電話がかかってきて、仕事を依頼されたら。何も考えず今取り組んでいるタスクを中断して、そのタスクに取り組んでしまう。

目の前の大量の仕事に圧倒され、緊急な仕事にしか手をつけられない。その結果、本当に重要なタスクに手をつけられない。

まさに仕事にコントロールされている状態だ。これでは、仕事がうまくいくはずがない。

仕事は本来、僕達がコントロールするべきものだ。この当たり前のことが、できない人が多い。

たくさんある仕事。その中で僕達がまさに「今」、取り組まなければならないタスクは何なのか。意識してタスクを処理していかなければならない。

そのためにどうしたらいいのか。その解決方法はおそらく一つしかない。

頭でタスクを管理することをやめること

一度仕事のデスクに座れば。僕達には様々な情報が飛び込んでくる。電話の音、ひっきりなしに来るメール。

僕達の脳みそはこれらを処理するだけで精一杯なのだ。そんな中で、タスクも頭で管理しようとすることに無理がある。

どうしたらいいかって?全てのタスクをツールに放り込めばいい。例えばTaskChute。あなたの脳みそは、即座に自由になれる。

そしてその自由になった脳みそで、今日一日どのように仕事を進めるか。段取りを考える。

せっかくだから、その段取りも覚えておかなくて良いように。タスクリストとして落とし込んでしまうのだ。

これであなたの脳みそは、目の前の仕事に集中できるようになる。

こうしてあなたは、仕事をコントロールする。この征服感を是非、あなたにも味わってほしい。

まとめ

1日のうち1時間でも。誰にも邪魔されない時間を作ってみる。

あなたが会社のマネジメントを行う立場にいるなら。メンバーの残業を減らす策として導入してはどうだろう。

1日の仕事の段取りを考える、良いきっかけになるだろう。

仕事の段取りを考えない人は、仕事にコントロールされてしまう。これでは、仕事がうまく回るはずがない。

タスクを頭で考えることをやめ、ツールに頼ること。

そうすることで、あなたの脳みそはようやく、仕事に集中できるようになるのだ。

あなたは今仕事をがんばっているかもしれない。でも、本当の意味で仕事をしているのか。

厳しいかもしれないが、そろそろ仕事のやり方を変える時が来ているのかもしれない。

ということで、参考にしてほしい!!!

育児はコントロールできないいつでもスタオバより

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カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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