毎日の業務量を一定にする技術

題名は仰々しいが、理屈はシンプルだ。
ルーティンタスクの時間を把握する
ほとんどのサラリーマンの仕事の大部分はルーティンタスクだ。
この場合のルーティンタスクは仕事の中身(単純作業か頭を使うか)ではない。
いつも同じ種類の仕事をしているかかどうかだ。
超難しいプロジェクトを考えているとしても、毎日そのプロジェクトを考えてるならそれはルーティンタスクだ。
ルーティンタスクは毎日必ず時間が取られるので、自分の業務時間から天引きされることになる。
例えば12時間毎日働くうち、7時間がルーティンタスクに費やされるなら一日で使える残された時間は5時間だ。
ルーティンタスクは毎日必ず時間が取られるので、自分の業務時間から天引きされることになる。
例えば12時間毎日働くうち、7時間がルーティンタスクに費やされるなら一日で使える残された時間は5時間だ。
5時間しかないということ
この事実を知ることが一番大切だ。
タスク管理をしていない人は、この真実がわからない。
実際にルーティンタスクにどれだけ時間が費やされているかは計測しないとわからない。
人間の時間の感覚はあいまいだからだ。
おそらく初めて計測する人は自分の感覚との違いにビックリするはずだ。

後は簡単だ
5時間分しか仕事を入れない。
それだけ。
そうすれば毎日理論上は12時間労働をキープできる。
日によって仕事を詰め込みすぎて予定通り終わらなかったり、
無理な残業をして終わらせるという事態も防げる。
毎日均一な業務量となる。
自分で仕事をコントロールしている感覚を味わえることになる。
まとめ
もちろん、タスク管理をやっていても完璧に理論通りになるわけではない。
でも少しは、理想的な状態に近づける。
何より入ってくる仕事に流されず、自分で仕事を管理しているという感覚。
これを少しずつ味わっていく。
これがタスク管理の第一歩。
そして醍醐味だと思う。
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。