プロジェクト内のタスクはどのくらい細かく分割したほうがいいのか?タスク編

task

数時間かかるようなタスクを当ブログではプロジェクトと呼んでいる、プロジェクトを処理する時は作業を分割して処理するのが効果的ということを以前のエントリーで書いた。
3時間のタスクはぶっ通しで取り組むべきなのか?とい問いについて | いつでも スタオバ!!!

作業を分割するのはいいのだが、どの作業単位まで分割したらいいのか。そういった疑問も生じると思う。ということで、いってみよう!!!

プロジェクト完遂までのロードマップをリスト化する

目の前にプロジェクトがある。うーん、けっこう時間がかかりそうだ。気が重い。そんな時はまずそんなに深く考えず、プロジェクトを完遂するまでのロードマップを描いてみよう。

「これをやって、あれをやって・・」とプロジェクトを完遂するまでにやることを順番に書いていくイメージだ。例えばサラリーマンが企画を上司に通すケースは以下のようになる。

・企画を考える
・関係部署と調整する
・企画を修正する
・部長に提出する

タスクを行動単位にブレイクダウンする

続いて、先程列挙したタスクをさらに行動単位にブレイクダウンしてみよう。例えば「関係部署と調整する」についてはさらに以下のようにタスクを細分化できるだろう。

・人事部の田中主任に電話する。キーパーソンを確認する。
・キーパーソンAに電話する。
・キーパーソンBに電話する。
・経理部の課長全員にメールで決定事項をメールする。

ここもあまり細かく考えすぎないこと。ある程度自分のフィーリングでOKだ。

時間単位で分割するのも大切

ここまでで概ね作業の分割はOKだ。ここからが重要。ブレイクダウンしたタスクとその日にプロジェクトに割り当てられる時間とのバランスを取るようにする。

ちょっとわかりにくいと思うのでもう少し説明しよう。以前のエントリーで書いた、1日の時間の中で一つのプロジェクトにかけられる時間は15分~30分程度しかないという話を見てほしい。
プロジェクト内のタスクはどのくらい細く分割したらいいのか?時間編 | いつでも スタオバ!!!

例えば「経理部の課長全員にメールで決定事項をメールする」という先程のタスク。このタスクの見込時間が40分だとしよう。

この場合は以下のようにタスクをさらに分割することをオススメする。こうすることで、毎日確実に少しずつプロジェクトを進めていける。
・メールを作成する・・・25分
・課長全員に送る。・・・15分

自分がプロジェクトに1日どれだけの時間をかけられるかをふまえ、タスクのサイズを調整するということだ。

まとめ

プロジェクト内の作業の分割はまずどのように進めていくか自分でロードマップをイメージすることから始めよう。最初はそんなに細かく考えずに単純に列挙していけばいい。

最終的にはそのプロジェクトにかけられる時間をふまえてタスクを処理していくことになるからだ。そしてこの考え方を続けて実践していけば感覚が磨かれていき、直感的にできるようになる。

プロジェクト内のタスクを分割して処理するという考え方で、どんどんプロジェクトを進めていこう。
ということで、参考にしてほしい!!!

うーん、やっぱりモブログのほうがエントリー書くのが早くなってるかも・・と実感するいつでもスタオバより

follow us in feedly

関連エントリー
あなたはなぜタスク管理を始めるべきなのか | いつでも スタオバ!!!
タスク管理を始めたいと思ったらまずすべきこと | いつでも スタオバ!!!
タスクの見積もり時間を正確にするためにあなたがすべきこと | いつでも スタオバ!!!
タスクを詰め込みすぎないためには自分の可処分時間を知ろう | いつでも スタオバ!!!
正確なタスクリストを作るためにまず始めること | いつでも スタオバ!!!

参考書籍

クラウド時代のタスク管理の技術
東洋経済新報社 (2013-05-02)
売り上げランキング: 28,336
スマホ時代のタスク管理「超」入門―「いつかやりたいこと」を「今からやること」に変換する
佐々木 正悟 大橋 悦夫
東洋経済新報社
売り上げランキング: 133,681

新刊 発売

2023/12/18発売 1,760円(税込)

仕事を30分単位で区切ることで先送り・先延ばしをなくし、最速で片づける仕事術

新刊 発売

2024/2/16発売 1,760円(税込)

自分が好きなこと、得意なことがあれば、誰でも講師になれる

この記事を書いた人

アバター画像

滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

あわせて読みたい

広告