仕事への執着を捨てるためにはまず自分の中の「〜べき」を許可していくこと-心屋仁之助さんの「一生お金に困らない生き方」で人生が本当に変わってしまった話②

がんばって一生懸命働いてたのに「他人から認められていない」と感じて、失意のどん底にいた僕が心屋さんと出会って人生を変える決意をした話を前回しました。

その後のストーリーを少しずつ振り返っていきたいと思います。

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「この人みたいになりたい」と思った人の思考をインストールすることからはじめた

最初にはじめたことは、心屋さんの書籍を全て読むことでした。

僕はどうやらファンになると「のめり込む」ようで、吉越浩一郎さんの時も全ての本を購入し、読んでいます。

「この人みたいになりたい」と思った人の思考をインストールするという感覚でこの行為をしています。

心屋さんは特にそうだと思いますが、きちんとその人の考え方を理解しないと、結果的に遠回りになるからです。

その人の考え方をきちんと理解するには、その人が書いている本(思考)に多く触れることです。

著者が本を通じて伝えたいメッセージは大体同じで、切り口を変えて伝えていることが多いのです。その様々な切り口を通して学ぶことで、理解が深まると考えてます。

イラっとした時は「マイルール」を発見するチャンス

心屋さんの本を読んでいくうちにまず気づいたのが自分の中にある「〜べき」の多さでした。

  • 仕事では自分に厳しくあるべきだ。
  • 仕事で弱音を吐いてはならない。
  • 上司の命令には従うべきだ。

こんな感じの「マイルール」が自分の中にたくさんあることに気づいたのです。

なぜそのことに気づいたか。それは心屋流でいえば、「イラっ」とした時に気づくのです。

例えば部下が「仕事が多くて大変なので、仕事を減らしてほしい」と言ってきたとします。

ここでイラっとする人は「仕事では弱音を吐かずにがんばるべきだ」と思っている人です。

もう一つ例をあげましょう。

同僚に仕事をお願いした時に、「今ちょっと忙しいから」という理由で断られたとしましょう。

この時にイラっとする人は「人からのお願いを断るべきではない」と思っている人です。

そう。こうしてイラっとした時は、自分の中の「マイルール」を発見するチャンスなのです。

そのマイルールに気がついたなら、次にすることはそのマイルールを「〜してもいい」と許可することです。

先程の例でいえば、「仕事で弱音を吐いてもいい」、「人からお願いされた仕事を断ってもいい」。

そう思う。口に出して言ってみるとさらに効果が上がります。

「その人はマイルールを破っただけ」と気づくことで他人を責める時間が減っていく

こうして自分の中のマイルールを発見し、一つずつ許可していくこと。まずはここからはじめていったのを覚えています。

それだけで、格段にイライラする時間が減っていったことを実感したのを覚えています。

誰かにイラっとした時に、自分がただ「反応」していただけだったということに気がついたんですね。

その人は僕のマイルールを破っただけで、その人自体が何か悪いことをしたわけではない。そのことを理解することで、他人を責める時間が少しずつ減っていったのです。

他人を責める時は自分がイライラしますから、その時間が減るということは自分がイライラする時間が減ったということです。

こうして少しずつ僕のストレスはなくなっていきました。

それでも自分の中に深く根付いている「〜べき」はなかなか思ったり、口に出すだけでは許可できません。

そこで心屋流に沿って、自分の行動を変えていくことにしたのです。

明日以降に続きます。

今日からあなたにできること

自分がイラっとしたことを許可するために「〜してもいい」と口に出して言ってみよう。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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