心を落ち着かせる「求めない」という言葉の不思議-加島祥造さんの「求めない」から学ぶ

最近読んだ本ですが、もうすでに二回も読んでしまいました。
加島祥造さんの「求めない」。
この本はただ単純に求めないという話ではありません。
人間はどうしても求めてしまう。五欲、煩悩を捨てることはできない。
例えば体が食べ物を求めてもよいのです。しかし、頭で求めるをやめようということ。
人が体で求めてしまう欲求を肯定しつつ、不必要に頭で求めてしまうことをやめよう。
そんなメッセージを伝えようとしている本なのです。
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外ではなく、自分の内に取り組んでいく
僕達の目の前に問題が現れる時。
それは自分が何かに求めていたこと対して(事前の期待)、現実がその通りにならなかったから問題が生じるわけです。
だから求めない。少なくとも頭では求めないことです。
理屈ではわかるけど、そんな簡単に気持ちの整理ができない?
気持ちはわかります。僕だってそうですよ。
そんな時は「求めない」と口に出して唱えてみてください。
なんか少し自分の中の心と繋がる感覚を覚えませんか?
これは僕だけかもしれませんが、「求めない」と唱えるだけで、自分の内に入っていく感覚があります。
少し落ち着くのです。
そう。僕達は意識をいつも外側に向けすぎなのではないでしょうか。
少なくとも僕はそうです。人にどう見られるか、かなり気にしてしまう傾向があります。
でも最近気づきました。
目の前の問題は自分が作り出しているものである以上、集中すべきは自分の内への取り組みだということに。
自分の内と向き合うことに意識を集中するのです。
そうすると、僕の場合は意識が中にいくので、一時的に外の世界を気にすることがなくなります。
求めないという言葉を唱えると、より内側に入っていくことができます。
人に怒りを覚えてしまう時。何者かになろうと、現実に焦りを感じてしまう時。
「求めない」とつぶやいてみてください。思考をストップするだけでいいのです。
それだけで少しは気持ちが落ち着くのではないでしょうか。
僕自身もまだはじめたばかり。でもとてもいい方向に流れていく予感がしています。
今日からあなたができること
まずは「求めない」とつぶやいてみましょう。どんな気持ちがしますか?
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この記事を書いた人

滝川 徹
1982年東京生まれ。
慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得、2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。