長期戦であるプロジェクトに継続的に取り組んでいくために必要な「小さなコツ」

例えば重要な経営戦略の企画書の作成を社長から指示された場合。こういったタスクは着手してからタスク終了まで長期に渡って取組むことになる。

このブログでは、こういったタスクをプロジェクトと呼んでいる。

プロジェクトは色んな意味で重いタスクであることが多い。頭を使ったり、プレッシャーがあったりと、タスクを進めるにあたり心理的ハードルが高くなる。

だからこそ、いかにその心理的ハードルを下げるか。それが重いタスクにとりかかるコツだと当ブログでは述べてきた。

今日は最近自分が無意識にやっていた、プロジェクトにとりかかりやすくなるちょっとしたコツを紹介したいと思う。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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プロジェクトの心理的ハードルを下げるポイントは「見通し」

プロジェクトを重いと感じる理由の一つに、「見通しが見えない」という点がある。

全体でどのくらいの時間がかかって、今はどのくらいまで進んでいる。だから後これくらいやれば、無事に〆切まで間に合う。

こういった見通しが見えないと、不安となる。視界が見えない中で森の中を進んでいる感覚だ。超不安だ。

こういった状態では心理的ハードルが高いため、プロジェクトの着手が非常に困難になるのだ。

だからこそ、プロジェクトに着手できるか否かはそのタスクの見通しが見えるか否かで決まると言っても過言ではないだろう。

では、どうしたらいいのか

一つはプロジェクト内のタスクを細かく分割すること。これは今まで当ブログでも述べてきた。
3時間のタスクはぶっ通しで取り組むべきなのか?とい問いについて | いつでも スタオバ!!!

今日はそこから一歩進む。プロジェクト内のタスクを分割したら、タスクを終了する時にその工程を太字にするなどして、次回の自分へ引き継ぎするのだ。

もう少し説明しよう。例えば企画書を書く場合。タスクを以下のように分割したとしよう。

・関連する書籍を調べる
・関連する書籍を本屋に買いに行く
・書籍にザッと目を通す
・マインドマップで企画アイデアを洗い出す
・Excelで企画書のドラフトを作ってみる

この場合、まず全体の工程が見えている。そして、「マインドマップで企画アイデアを洗い出す」を太字にしていることで、次回取り組む際に「自分は今これをやっている」と一目でわかる。これが重要だ。

プロジェクトを一度やってみるとわかるが、こういった何かしらの工夫をしないとどうなるか。

プロジェクトにとりかかる際に、自分が何をやっていたか思い出すことにエネルギーを消費しなければならなくなる。

ただでさえプロジェクトはとりかかるのに大変なのに、更にハードルを上げてしまうことになるのだ。これではオアシスにたどり着けない。

プロジェクトの全体を見通せるようにタスクを分割しておくこと。そして、今自分が何をやっているか将来の自分に引き継ぎをしておくこと。

この二点が、プロジェクトに取り組むための基本姿勢になる。そのことを頭に入れておいてほしい。

まとめ

プロジェクトという長期戦を戦い抜くということ。重いプロジェクトなら毎日少しずつタスクをこなしていくこともあるだろう。

この場合、まず全てのタスクを洗い出すこと。タスクの総量がどれくらいあるのか。毎日どれくらい時間をかけていけば〆切までに間に合うのか。

全体の見通しを把握することがまず大切になる。

そして、次に重要なのは次回の自分への引き継ぎだ。「プロジェクト全体のこの作業を今やっているよ!」と次回の自分へわかるように工夫しておく。

そのちょっとした工夫が、プロジェクトを進められるか否かの大きな差になる。

プロジェクトを進めるにためには、想定しうる全てのストレスを除くこと。これが大切なのだ。

ということで、参考にしてほしい!!!

ブログを書き続けるという〆切がないプロジェクト遂行中のいつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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