成果を出すために必要なものを考える

例えばのお話。あなたがある組織の課長だとして。課のメンバーが退社する時に、色んな場所の施錠を忘れて困っているとしよう。
そこであなたはチェックシートの導入を閃く。メンバーが退社する時にチェックシートに記入して、机の上にそれを置いて帰るルールを導入したとしよう。
これで理論上は皆が施錠をするようになるはずだ。素晴らしい仕組みを導入した。
あなたはきっとそう思うだろう。確かに仕組みとしては悪くない。
しかし1週間後。メンバー全員が退社した後、ふと皆の机の上を見てみると。たくさんある机のうち、チェックシートが置いてある机は2個しかないことに気づく。
あなたならここで何を思うだろう。そしてこれからどうするだろう。
似たような経験を誰もが持っていると思う。この仕組みを導入するのに必要なことは何なのか。
そこに成果を出す方法が隠されている。今日はこのテーマでいってみようと思う。
さぁ、今日も早速いってみよう!!!
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何が人を動かすのか
「せっかく素晴らしい仕組みを導入したのに、うちのメンバーはどうしてルールを守れないのか」。
もしあなたがそう思うなら。あなたはリーダーとしての自覚がまだ足りないのかもしれない。
ルールとして命令したらメンバーが必ずその通りに実行してくれる。そんなことはありえない。
そんな会社があったらどんなに経営は楽だろうか。人はその行動にモチベーションがなければ行動しない。
そのモチベーションを作るのが、あなたのリーダーとしての役割なのだ。
それではどうしたらメンバーにモチベーションを与えることができるのか。僕の経験を踏まえてお伝えしよう。
続けることこそが解
もしあなたが先程のルールをメンバーに徹底したいなら。あなたがやることはただ一つ。ルールをメンバーに言い続けることだ。
チェックシートを机の上に置いて帰らなかったメンバーに毎日、注意をし続ける。それだけだ。
これを毎日続ければ。メンバーはようやく、あなたが本気だと感じてくれるだろう。
そこではじめて、「毎日注意されるくらいなら、きちんとチェックシートを活用しよう」、そう思い、チェックシートを机の上に置いて帰るようになるはずだ。
そう。問題はメンバーではない。あなたの本気度なのだ。熱意と言っていいかもしれない。
毎日メンバーから嫌な顔をされても、負けずにしつこく言い続ける。そう、諦めずにやり続けることだけが、成果に繋がる。
この原理原則を実感している人は強い。ほとんどのリーダーは道半ばで諦めて力尽きてしまう。
この原理原則についてもう少しみていこう。
タスク管理だって続けるから効果がでる
この原理原則はタスク管理にも当然当てはまる。
一度始めたものの、すぐに効果を実感できないからといってすぐにやめてしまう。そんな人があまりにも多い。
でもタスク管理の効果を実感している人を見てほしい。全員に共通していることは、地道にタスク管理を続けてきたということなのだ。
僕自身もそう。はじめからタスク管理の効果を実感できたから続けてこれたわけではない。
やり続ければ効果が出るはずと信じてやり続けてきた。それだけなのだ。
そして今ではこうしてブログも書けるようになっている。
いきなり効果を実感できることなんて、そうはない。信じてやり続けたその先に、光がある。僕はそう思う。
まとめ
何かを諦めずに続けられる人が、成果を出すことができる。この原理原則はどこでも見られる。
有名なブロガーをみても、彼らに共通するのはずっと続けてきたことだ。それはスポーツ選手でも、経営者でも同じだ。
僕もタスク管理を3年以上毎日地道に続けてきている。だからこそ、こうしてタスク管理について毎日ブログを書くことができている。
毎日地道な努力を積み重ねる人だけが、成果を出すことができる。
もしあなたが何かを成し遂げたいなら。この原理原則を信じて、諦めずに何かに取り組んでみたらどうだろうか。
必ずうまくいくはずだ。あなたが諦めさえしなければ。
ということで参考にしてほしい!!!
これからもブログを諦めずに書き続ける! いつでもスタオバより
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この記事を書いた人

滝川 徹
1982年東京生まれ。
慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得、2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。