人生先が見えなくなって「がんばって働くこと」をやめたら、人生が好転した話-長時間労働だった僕が「残業ゼロ」へ変われた理由

自分の人生を取り戻す秘訣は、「がんばることをやめること」にあります。

がんばって何かをしてるとき、大抵のことはうまくいきません。

たとえばスポーツも、ガチガチに力が入っている状態よりも、リラックスしている時のほうがパフォーマンスが高くなります。

実は人生も同じです。

がんばって必死にムリして何かをやっている時、人生はうまくいかないようになっています。

その理由はシンプルで、あなたが「自分らしく生きていない」からです。

もし今のあなたが自分らしく生きていなければ、人生うまくいくわけがないと思いませんか(笑)?

実は、僕も人生の大半をがんばって生きてきました。

しかしある本を読んだことがきっかけとなり、「がんばらない生き方」にシフトしました。

その結果、信じられないくらい人生が好転していきました。

長時間労働から「残業ゼロ」に変わりました。家族とたくさんの時間を過ごせるようになりました。

また、念願だった出版も実現しました。

がんばることをやめて、自分らしく生きるようになり、まさしく人生が好転していったのです。

がんばることをやめるとは、どういうことなのか。

どうしたら今の考え方から自分らしい生き方にシフトできるのか。

今日は僕の経験を書いていきたいと思います。

人生先が見えなくなった時に出会った1冊の本

僕はある時から、会社で無理してがんばって働くことをやめる決意をします。

そのきっかけは、心屋仁之助さんの本を読んだことでした(以下、「仁さん」と書きますね)。

当時ブログにも書いているのですが、仁さんの「一生お金に困らない生き方」を読み「人生が変わってしまうかもしれない」と感じました。

その当時の記事はこちらです。

なぜ仁さんの本が当時の僕にそこまで響いたのか。

それはちょうど自分が限界を迎えていたタイミングだったからだと思います。

仕事で全国表彰され、仕事で結果を出した。

そうしたらまわりが認めてくれて、ハッピーになれる。そう信じていたのに、結果的に現実は何も変わらなかった。

今思えば、「それはそうだよ」と笑ってしまいますが。当時は若かった。この現実を受け入れられませんでした。

どうしたら、僕の人生はうまくいくのか。もうわけがわからなくなり、先が見えなくなっていました。

そんな中。友人のFacebookの投稿でオススメされていた、仁さんの本を偶然見かけます。

読んでみると、自分と同じような境遇だった仁さんが、大きく人生を変えていることにびっくりしました。

仁さんが自分と同じように大企業に勤めていたこと。

そこで、他人から認められたくて、認められたくて。

必死にがんばっていたけれど、認められずに苦しんでいたこと。

ものすごく、共感したんですね。

そして自分と同じような境遇だった人が、出版し、テレビに出たりしている。

どうすればそう変われるのだろう。

答えを求めて、僕はページをめくっていったのです。

がんばらないほうがうまくいく?

仁さんの本は当時の僕にとっては、何から何まで新鮮でした。

たとえば、「お金は使ったら入ってくる」。

「えー?まじー!?」と思いました(笑)。

その中でも当時の自分に一番刺さったのは、「がんばらない」。このフレーズでした。

仁さん曰く、「がんばらないほうが、人生うまくいく」ということでした。

またまた「えー?」と思いましたが。

読み進めていくうちに「そうかもしれない」。

そう思っている自分がいました。

仁さんが言っていたこと。それは簡単にいえば、こういうことです。

今まで無理してがんばってきて。うまくいかなかったのだから。がんばらなければ、うまくはずだ。

まぁ、たしかに‥。

そして自分と似た境遇だった仁さんが実際がんばるのをやめたら「人生が変わった」と言っている。

「そうなのかもしれない」

そう思った僕は、仁さんの考えを理解しようと、仁さんの本を全て読破することにしたのでした。

仁さんの本を全部読んでようやくわかった、「がんばらない」の本当の意味

がんばるのをやめる。

言ってることはわかるけど。1日中ダラダラしてたら、人生変わらなくない?

多くの人と同様、はじめに僕がぶち当たった疑問はこれでした。

その答えを知るために。

僕は仁さんの本を全て読破することにしたのです。

本だけでなく、BeトレのDVDもかなり見ました。

その結果、わかったんです。

「がんばらない生き方」というのは、「自分らしく、無理をしないように生きる」ということだったのです。

もう少し言うと。

「自分の気持ちに素直に生きる」ということです。

当時の気づきは、以下の記事に書いています。

たとえば、やりたくない仕事をガマンしてやる。

行きたくない飲み会に無理して参加する。

こうしたことをやめるのです。

そして、もう一つ。

「自分が本当に楽しめること」「やりたいこと」を他人の目線を気にせずやることです。

なぜなら、その人が本当にやりたいことをやっている時はその人はただ「夢中」なだけで、「がんばっていない」からです。

たとえば僕にとって、ブログを毎日書くことは全く苦になりません。

むしろ、今は毎日夢中になって書いています。

この状態を「がんばっている」とは自分でも思いません。

つまり、やりたくないことをやめて、やりたいことをやる。

そうして自分らしく生きることで、人生はうまくいくようになる。

当時の僕は、仁さんの本を全て読み。

ようやく「がんばらない生き方」の意味が理解できたのでした。

あとは、実践あるのみでした。

人生を変える出来事を引き寄せた「実験の日々」

僕がどんな風に「がんばらない」を実践していったか。

その話を語る前に。

あなたには、僕がそれまでどんな風にがんばって生きてきたか。

知ってもらわなければ、いけません。

かんたんに例をあげると、以下のような感じだったんです。

  • 同僚より早く帰ることに罪悪感があり、自分の仕事が終わっても同僚の目線が気になって仕事が早く終わっても19時くらいまで残っていることがけっこうあった。
  • 会社で懇親会などがあると、出たくないけど「欠席」となかなか言えず、やむなく参加していた。
  • 組織を牽引するものとして、自らたくさんの仕事をこなすべきだと考え、やりたくない仕事も率先してやっていた。

典型的な、「がんばってる人」ですよね(笑)。

ここから、勇気を出して。「がんばらない生き方」をスタートしました。

以下のように行動を変えていきました。

  • 同僚を気にせず、18時過ぎには帰るようになった。
  • 上司に思い切って、「仕事をきちんとやるので、早く帰ることを認めてほしい」と話をし、オッケーをもらう。
  • 会社の懇親会は「疲れたから帰ります!」と笑顔で休めるようになった。
  • やりたくない仕事を率先してやるのをやめた。
  • コンビニに一万円寄付した。

ん?なんか最後だけ変なの混じってましたね(笑)。

そうなんです。

がんばらない生き方を実践する前に。

僕は「人生を変えるぞ」と、決意表明をしたのです。

これは仁さんが「神社ミッション」と読んでいるイベント(?)です。

お金への執着を捨てるため、一万円を神社に寄付するのです。

僕は、それをコンビニで実践しました。

その時書いた記事が
こちらです。

この時は、「エイや!」と思い切って一万円札をコンビニの募金箱に入れました。

人生が変わることを祈って。

そして今思えば。ここから僕の「エイや!」の実践の日々がはじまったのです。

先ほど書いたように。

どんどん自分自身の行動を変えていきました

こうして行動を変えていくのは、控えめに言って、むちゃむちゃ怖かったです。

そもそも他人から批判されたり、嫌われたくない人間だったから、今までがんばって生きてきたのですから。

それが、いきなり批判されたり、嫌われそうなことを「あえて」しなければいけない。

超、イヤでした(笑)。

でも、僕は自分の人生を変える。そう決めていたから。

もうやり続けるしか、自分の中で道はありませんでした。

毎回毎回「エイや!」と、飛び降りるような気持ちで行動を変えていったのです。

毎回「とんでもないことが起きる」と覚悟して行動するのですが、不思議と大丈夫。

たとえば、「疲れたから帰ります!」と懇親会を堂々と休んだ時は。

怒られることを覚悟していたのですが、「ゆっくり休め〜」と言われて拍子抜けした記憶があります(笑)。

そうして、「エイや!」と飛び降りる度に。

「あ、大丈夫なんだ」と、感じる体験を積み重ねていったのです。

そうしたところ、ある日突然でしたが。

僕の人生を変える出来事が起きました。

詳細は別の記事にも書きましたが、働き方について当時の上司と不本意ながら対峙することになったのです。

この出来事を機に僕は「残業ゼロ」を実践するようになったのです。

まとめ

上司と対峙した際、出世をあきらめてでも「残業ゼロ」の道を勇気をだして選べたこと。

これは、今からふりかえれば。

がんばらない生き方を実践する中で何度も成功体験を積んできたからでした。

いずれも「小さな実験」だったけど。

勇気を出してきて、今までうまくいってきた。

その中で、「勇気を出した時は人生うまくいく」。

そうした自信が自分の中で育まれていったのだと思うのです。

その自信があったからこそ、「残業ゼロ」に強く踏み出せた。そう、思っています。

だからここまでこの記事を読んでくれたあなたへ。

あなたもきっと、今まで「がんばってきた人」だと思います。

そしてあなたも、このままがんばり続けてもうまくいきそうにない。

そのことに薄々気づいているはずです。

小さな一歩からでいいのです。

ぜひ、「がんばらない生き方」にトライしてほしいのです。

思い出してください。

がんばらない生き方とは、「やりたくないことをやめて、やりたいことをやる」ことです。

以下の記事も参考にしてください。

興味があったら、僕の体験をまとめた本も読んでみてください。「これなら自分もできそう」と感じてもらえるはずです。

あなたの人生がここから好転していくことを心から祈っています。では!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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