タスク管理は「残業ゼロ」にどう役立つかと、その限界

こんにちは、
残業ゼロサラリーマンの
滝川徹です。

前回に引き続き、

僕が長時間労働から
残業ゼロに変われた理由を
書いていく連載シリーズです。

前回は僕が読書やセミナー、
ワークショップをはじめ、
外に目を向けたこと。

そのことがきっかけで、
「今の働き方のままでは
いけない」

そう思い、
残業ゼロの働き方を
目指すようになった。

そんな話を書きました。

その記事はこちらです。

今回は、
僕がタスク管理と出会った話。

タスク管理が
僕にどう役立ったのか
書いていこうと思います。

広告



仕事に忙殺されていたからこそ、はじめたタスク管理

時は2011年の11月。

当時入社6年目の僕は
仕事にまさに
「忙殺」
されていました。

朝は7時から、
夜は9時頃まで
働いていた時期もありました。

それでも、
全然仕事が終わりません。

休日も仕事のことが
頭から離れませんでした。

そんな中、
僕は1冊の本と
出会います。

それは佐々木正悟さんの
「クラウド時代の
タスク管理の技術」
でした。

クラウド時代のタスク管理の技術
東洋経済新報社 (2013-05-02)
売り上げランキング: 10,589

この本は、
当時の僕にとっては
衝撃でした。

当時書いていた
日記ブログを読み返すと、
以下のように書いていました。

この本はクラウドを使った仕事術の決定版。すごい。
さっそく自分もToodledoを使って仕事の管理をしてみようと思う。
サラリーマンでも全然使える仕事術。

この本は
タスク管理ツールを使って
仕事を管理するノウハウについて
書かれているのですが、

著者の佐々木さんの
タスク管理のやり方が
具体的に書かれていて、

当時の僕は
未来を感じたのです。

これなら、
仕事を完璧に
管理できるかもしれない。

そう思い,
タスク管理を独学で
実践することにしました。

佐々木さんの本に
書いてあるように
タスク管理ツールを
セットアップしました。

早速毎日
タスクリストを作ってから、
仕事をはじめるように
なりました。

タスク管理とは
具体的に
どんなことをやるのか。

イメージが湧かない方は
以下の記事を
読んでみてください。

はじめは続けるのが超大変だった

さて、
タスク管理を
はじめたものの。

はじめの頃は大変でした。

なぜなら、
タスクリストを作るのに
毎日早くても30分、
長い時は60分
かかっていたからです。

ただでさえ
仕事に追われて
死にそうなのに、
この時はまいりました。

タスクリストを作るくらいなら、
仕事を一つ
片付けたほうがいいのではないか。

そんなささやきが
幾度となく
聞こえてきました。

それでも
「継続は力なり」と信じて、
とにかく毎日
タスクリストを作り続けていました。

一方、
タスク管理は当時の僕に
時間を投資する価値を
確かに提供してくれました。

それは、絶大な
「安心感」でした。

漫然とした仕事の不安がなくなる

タスク管理の素晴らしいところ。

それは
やらなければいけない仕事が
すべてタスク管理ツールに入っているので、

タスクリストを
毎日作っているかぎり、
仕事のヌケモレが
なくなることです。

以前の僕は、
膨大な仕事を管理しきれず、
いつも不安でした。

やり忘れた仕事はないか。
果たして今日、
僕は無事に過ごせるのか。

毎日不安だったのです。

タスクリストはこの不安を
ほぼゼロにしてくれました。

仕事をはじめる前に
タスクリストをつくれば、

今日自分が
やらなければならない仕事はなんなのか。
全ての仕事を終えたら
何時に帰れるのか。

シミュレーションすることも
できました。

あいかわらず
仕事に忙殺されていましたが、

仕事に対する
漫然とした不安は
タスク管理をはじめて
すぐになくなっていきました。

タスク管理を続けられたのは、
こうしたメリットを
早い段階で
感じられたからかもしれません。

まとめ

今からふりかえってみても。

タスク管理を
マスターしなければ、

僕は「残業ゼロ」は
達成できなかったと思います。

タスク管理は
仕事に対する不安を
無くしてくれました。

また、
確実に仕事を
進めることも
できるようになりました。

そして1番の収穫は、
「仕事自体を減らさないと
残業ゼロは不可能」
と教えてくれたことでした。

仕事量が多すぎたら、
仕事は定時に終わるはずがないのです。

それはあなたの
効率の問題ではありません。

当時の僕は、
タスク管理で仕事を効率化すれば
なんとかなると思っていました。

しかしそれは幻想だということが、
今ならはっきりわかります。

ただし、
タスク管理を身につけて。
仕事を自分がコントロールしている。

この感覚がなければ「残業ゼロ」に
踏みだせなかったのも事実です。

あなたにも是非
タスク管理を学びはじめて
ほしい。

そう思います。

タスク管理について
もう少し知りたい方は
以下の記事も
参考にしてください。

以下の書籍も
是非読んでみてください。

マンガでわかる!タスクシュート時間術〈超入門〉
金風舎 (2015-11-20)
売り上げランキング: 18,507
クラウド時代のタスク管理の技術
東洋経済新報社 (2013-05-02)
売り上げランキング: 10,589

来週に続きます。

こちらのワークショップも
よかったらどうぞ。

滝川より

□□ワークショップ情報□□
11/28(水) 19時〜21時
仕事で絶大な安心感を手に入れる
タスク管理スタートアップ講座(Toodledo編)

□□無料メルマガやってます!□□
平日毎朝、
気軽に読めるお手紙が
あなたの元に届きます。

登録は以下からどうぞ

□□通勤で学べる教材も提供してます!□□

新刊 発売

2023/12/18発売 1,760円(税込)

仕事を30分単位で区切ることで先送り・先延ばしをなくし、最速で片づける仕事術

新刊 発売

2024/2/16発売 1,760円(税込)

自分が好きなこと、得意なことがあれば、誰でも講師になれる

この記事を書いた人

アバター画像

滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

あわせて読みたい

広告