レストランでの待ち時間予測と、タスクの見積もり時間の共通点

先日とあるレストランにいった時の話(どちらかというとお肉系のレストランだ)。

そのお店では受付にある機械で、入店するまであと何分待ちか、わかるように表示がされている。なかなか便利なシステムだ。

このシステムをみた僕が考えたこと。「どうやって待ち時間を正確に計算しているんだろう」。

ということで今日のテーマは。見積もり時間を正確にするために必要なこと。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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過去の実績なしには何も語れない

お客様が席に着いてからお会計をするまで、どれだけ時間がかかるのか。

来店されるお客様によるのだが、ある程度人数や年齢層などで傾向がありそうだ。

こういう時にもっとも頼りになるのは、そう、過去の実績だ。

今までのお客様の実績を店側がデータとして持っていれば。データが多ければ多いほど、正確な見積もり時間を算出することができる。

これを僕達に当てはめると。毎日行うルーティン業務の見積もり時間の設定に近い。

僕達は仕事でも、それ以外でも。毎日繰り返しの行動が一定程度ある。

例えば建設業で、毎日お客様に対して見積書を作る場合。

見積書の金額毎に、見積書の作成にかかる時間を記録しておけば。

一定のデータが集まれば、5,000万円の見積書の作成依頼があったら何分かかるか。かなり正確な予測ができるようになるはずだ。

過去の実績はタスクの見積もり時間を正確にする算出するために最も大切な要素と言えるだろう。

これ以上時間をかけないという選択肢

先程のレストランで見かけた表示も印象的だった。

ランチだったからかもしれないが、90分経ったら席を空けるようにお客様にお願いしているのだ。

これは僕達のタスク管理でも有効な手法だ。

見積もり時間を正確に見積もれないなら、そのタスクにかける時間を自分で決めてしまうということだ。

このタスクは90分しかやらないと決めれば、当たり前だがタスクの見積もり時間はぴったりにすることができる。

90分以上そのタスクをやるかやらないか。それを決めるのは、あなたということになる。

このような手法で見積もり時間を正確にするという方法もあるのだ。

まとめ

タスクの見積もり時間を正確にしたい。誰もが求めることだ。

タスクの見積もり時間が正確であればあるほど、正確なタスクリストが出来上がる。

そして正確なタスクリストができれば、より仕事を自分で主体的にコントロールできるようになるからだ。

そしてタスクの見積もり時間を正確にするために一番大切なもの。それは過去の実績なのだ。

だからこそ僕達は自分達の行動のログを取る必要がある。実際のデータというのは、僕達の根拠のない予測よりはるかに正確だからだ。

そしてもう一つ。タスクにかける時間を決めてしまう。このタスクには90分しかかけない。そう決めてその通り実行すれば。

文字通りタスクの見積もり時間はぴったりになる。計画的にタスクをこなしていく一つのテクニックでもあるというわけだ。

これであなたも今よりもう少し、タスクの見積もり時間を正確に予測できるようになるのではないだろうか。

ということで、参考にしてほしい!!!

今日は野球観戦!いつでもスタオバより

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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