人にわかってもらえないときは自分が受け取っていないから-心屋仁之助さんの「まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本」から学ぶ

あなたの考えを他人がわかってくれない。それはあなたが他人の考えを受け取っていないからだ。

他人の考えを受け取るとはどういうことか。

なぜ受け取ると、他人もあなたの話を聞いてくれるようになるのか。

心屋仁之助さんの「まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本」にはそのヒントがバッチリ書かれていた。

ということで早速紹介しよう。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

広告

自分が受け取ると、相手も受け取る

他人が自分の言ってることを理解してくれない。受け取ってくれない。

そう思う時は、まず自分がその人の意見を受け取っているか。

今一度自分の態度を見直すといいだろう。

あなたは自分の「正しい」を相手に押しつけていないか?ということだ。

自分の「正しい」を押しつければ、相手も自分の「正しい」で反論してくる。

人はあなたと同じ価値観を持っていない。人によって、「正しい」は違うのだ。絶対的に正しい答えなんてない。

その人はあなたと考えが違うだけなのだ。

それにもかかわらず、「正しい」を押しつけるから。人はあなたの話を聞かない。

そういう仕組みだということを理解するのが大切だ。

「ほう、そうか」と一旦受け取る

では具体的にどうすればいいのか。

それは一旦「受け取ってみる」のだ。

心屋仁之助さんの本「まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本」には、以下のように書かれている。

僕はこういう時、「そうなんだ」「そう思うんだ」「ほう、そうか」とひと言で終わらせるようにしています。「あなたの言ってることがわかったよ」ということではありません。賛同してるわけじゃないんです。「しょうがないよね」「無理もないよね」という意味です。

別に相手の言ってることを理解する必要はない。

「あ、あなたはそう考えるのね」と一旦受け取るだけでいい。

その上で、「僕はこう考えるんだけどね」と伝えればいいのだ。

「でも」より「そして」を使おう

相手の言葉を一旦受け取って、自分の考えを相手に伝える時に注意したいことがある。

これは僕が実際にそうなのだが、「でも〜」と相手に伝えてしまうことだ。

「でも」は「BUT」なので、相手からしたら自分の意見を否定されているように感じる可能性が高いのだ。

これではせっかく相手の意見を受け取っているのに、一気に台無しになってしまう。

ではなんと切り出して自分の意見を相手に伝えたらいいのか。

心屋さんは僕に素晴らしい答えをくれた。先程の本から引用する。

受け取ってから「BUT」ではなく、「AND」で始めるのです。「そうなんだ・・・・でもね、私はこう思う」ではなく、「そうなんだ・・・・そしてね、私はこう思う」と。

「でも」でなく、「そしてね」を使う。これは僕にとって目から鱗だった。

相手の意見を「ほう、そうか」と一旦受け取ったうえで、「そしてね」と切り出す。

これで相手もあなたの言葉を受け取ってくれるようになるというわけだ。

まとめ

自分の考えが正しいという自信を持つことは大切だ。

しかし自分の考えだけが正しいと思ってしまうと、その分だけ他人はあなたの考えを受け入れてくれなくなる。

その理由はこのエントリーで書いた通りだ。

自分の正しいを押しつければ押しつけるほど、相手も同じ力で反発する。

ではどうしたら他人に自分の考え方を理解してもらうか。

そのとっかかりは一旦相手の考えを受け取ること。理解をする必要はない。

相手の考えを受け取るから、相手も僕達の考えを受け取ってくれる。

そう。そこからはじめて話し合いが始めるのだ。

ということで、参考にしてほしい!!!

今まで「でも」だった いつでもスタオバより

このエントリーのメッセージ

他人に自分の話しを聞いて欲しければ、まず相手の話を一旦受け取ろう!

こちらのエントリーもあわせていかがでしょう?

あなたにオススメ

まわりの人と「うまく付き合えない」と感じたら読む本 (だいわ文庫)
心屋 仁之助
大和書房
売り上げランキング: 2,673
心屋塾BeトレDVD vol.7「聴く」 (心屋塾Beトレ)
心屋仁之助
オーガニックスタイル株式会社
売り上げランキング: 307,959
一生お金に困らない生き方
心屋 仁之助
PHP研究所
売り上げランキング: 1,309

Kindle本 書きました!

2016年12月8日(木)発売 700円(税別)

会社で働きながらでも自分がやりたいことを追及できる働き方を手に入れませんか?

この記事を書いた人

アバター画像

滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

あわせて読みたい

広告