悩みを解決するためには「光より速い」思考を紙に書いて留めること-バイロン・ケイティの「ザ・ワーク」をもっと活用しよう

僕達が何かに悩む時とは、自分の考えと現実にギャップが生じている時だ。

だから何かに悩んだ時は、自分の思考を探求していくことが大切になる。

思考を探求する時は紙に書き出すのが最も効果的だ。

なぜなら頭の働きは光より速いと言われ、頭の中だけで考えを留めておくことはできないからだ。

その結果思考がグルグル回って、頭がバターになってしまう。

そう。いつまでたってもあなたの思考は整理されることはない。

紙に書くことではじめて、あなたは思考を留めることができる。

そして自分の思考を探求することで、その悩みは癒えるのだ。

今日はそんな話をしていこう。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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光より速い頭の働きを紙に書き出すことで思考を留める

誰かや何かに対してストレスを感じている時というのは、自分の常識と現実にギャップが生じている時だ。

だからこそ目の前に問題が生じている時は、自分の考えに問題があるのだから、自分の思考を探求していくことがそのストレスを解決する唯一の方法となる。

その方法として僕がオススメするのが、バイロン・ケイティのワークだ。

このワークがとても有効なのはもちろんなのだが、何よりも自分の考えを紙に書くことが大切になる。

その理由について、バイロン・ケイティは著書「ザ・ワーク」で以下のように述べている。

書き出さずに、頭の中だけでワークしようとすると、思考の働きが先走ってしまいます。(中略)このように光より速いとも言える頭の働きは、書き出すことによって止めることができます。紙の上に思考を留め、動かないようにすることにより、探求しやすくなるのです。

僕達は頭で色々考えている時、自分では「しっかり整理して」考えていると思いがちだ。

しかし何かに対してストレスを感じている時は、ものすごいスピードで頭の中で「それ」を裁き、自分を正当化している。

これは紙に実際に書いてみると、よくわかる。

自分の偏った考えを知るとストレスは癒える

紙に書いて、「置き換える」ことではじめて気づくことがある。

「ザ・ワーク」にも書いてあるが、

  • 「親が許せない」とは「自分を許せない」ということ。
  • 「あの人の考えがおかしい」は「自分の考えがおかしい」ということ。
  • 「友達は僕に謝るべきだ」は「僕は友達に謝るべきだ」ということ。

ワークをやることで、はじめて気づくことのだ。

誰かや何かを責めている時は、自分も相手や自分に同じことをしているということ。

自分がいかに傲慢だったのか。自分の思考をどれだけ他人に押しつけようとしていたのか。

このことに気づくと、「なぁ〜んだ、自分も相手と同じことをしていたのか」とアホらしい気持ちになる。

自分の偏った思考を知ると、そのストレスは癒える。

だからこそストレスがある時は自分の考えを紙に書いて探求することが大切なのだ。

まとめ

ストレスがある時というのは自分の考えと現実にギャップが生じている時だ。

そんな時は、紙に自分の考えを書いてみることをオススメする。

思考は光の速さだから、ストレスで頭がグルグル回っている状態では、自分の偏った考えに気づくことができないからだ。

紙に書いてみて、はじめてわかるのだ。

相手が自分にやっていることと全く同じことを、自分も他人にやっていたということに。

そのことに気づくと自分のあさましさに笑えてさえくるだろう。

そして自分の思考の偏りに気づくと、そのストレスは癒えていく。

そう。あなたのストレスを解消するには自分の思考の偏りを知るしかないのだ。

そしてそのための最高のツールが、紙ということになるのだ。

ということで、参考にしてほしい!!!

戻ってきました〜 いつでもスタオバより

このエントリーのメッセージ

何かにストレスを感じた時はまず自分の考えを紙に書き出してみよう!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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