仕事でたくさんの案件を抱えて困ってる時は「ビュッフェ形式」が効く-とっておきの「20分仕事術」

突然だが、あなたは「ビュッフェ」をご存知だろうか。

そうそう、ホテルとかリゾート施設の食事の時、自分が好きなものをどんどん自分の皿に取りわけていくあれだ。

実は仕事で忙しくておかしくなりそうな時も、「ビュッフェ形式」が一番うまくいく。

簡単にいえば、全ての仕事を小分けにして、少しずつ取り組んでいくということだ。

もっと簡単にいえば、全ての仕事を「20分ずつ」取り組んでいけばいい。

「ビュッフェ形式」は忙しければ忙しい時ほど、絶大な効果を発揮する。

「おかげで決算をのりこえることができました」と知人の税理士から称賛されたくらいだ。

僕が「20分仕事術」とよんでいるこのとっておきのノウハウには以下の3つのメリットがある。

  • 先送りがなくなり、仕事が確実に進む
  • 「仕事が終わらない」への最高のリスク回避になる
  • 絶大な安心感が手にはいる

いずれもきっと、今のあなたが喉から手がでる程ほしいものと思ってるのではないだろうか。

よろしい。今日は秘伝の「20分仕事術」について語ることにしよう。

さぁ、今日も早速いってみよう!

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従来の仕事のやり方と、「20分仕事術」の違い

たとえば、あなたがA、B、C、D、Eと5つの案件を抱えているとしよう。それぞれのプロジェクトは、いずれも5時間以上かかるとイメージしてほしい。

あなたはどんなふうに仕事を進めていくだろうか?

昔の僕は、「よし、今日はA案件を3時間やろう」という感じで、1日でまとまった時間を作って各案件に取り組んでいた。

この仕事のスタイルを取る人は多いと思うが、後に紹介する「20分仕事術」と比べると、あまりにもデメリットが多い。

一方、今は毎日A、B、C、D、Eのタスクを20分ずつ取り組んでいるスタイルをとっている。

まさに「ビュッフェ」で、いろんな料理を少しずつ自分の皿に小分けにして取り分けているイメージだ。

従来の仕事の仕方と比べて、なぜ「20分仕事術」にメリットがあるのか。順に説明していこう。

先送りがなくなり、仕事が確実に進む

一つずつ案件をかたづけていくスタイルだと、おうおうにして「よし、今日はA案件に3時間取り組もう」という感じになる。

こうしたスタイルで仕事をする問題点は、「先送りしやすい」ということだ。

簡単にいうと、「A案件をやろう」と思った時の心理的ハードルが高すぎる。誰だって、「今から3時間仕事をする」と思うと、無意識に「やりたくない」と思ってしまうものだ。

その結果、「よし、その前にまずメールチェックをしよう」などともっともらしい言い訳を思いつき、気がつけばA案件に着手せず1日が終わるということがおうおうにしてある。

けっきょくしめきりギリギリまで手をつけられず、残業でカバーする。昔の僕は決まってこのパターンにおちいっていた。

一方、「A案件を20分やろう」と思ったら、その仕事にはすぐに手をつけられる可能性は飛躍的に高くなる。

結果、先送りがされにくくなり、毎日少しずつでも、確実に仕事は進んでいくということになる。

そう。20分に小分けにして毎日仕事に取り組むことで、先送りせず、確実に仕事に進めていくことができる。

ここに「20分仕事術」の大きなメリットがある。

「仕事が終わらない」への最高のリスク回避になる

一つずつ案件をかたづけていくスタイルのもう一つのリスクは、突発的な事態に弱いということだ。

たとえば、「今日はA案件に3時間使おう」と思っても、トラブル対応などの突発的な出来事が起きた時に、この計画は全て水の泡になってしまう。

もししめきりの前日に「よし、今日でA案件を3時間かけて終わらすぞ」と思っていてトラブル対応に追われたら、DEAD(死亡)確定だ。

一方、毎日少しずつ仕事を進める「20分仕事術」なら、1日20分が水の泡になっても、ダメージは極めて少ない。

「20分仕事術」はリスク回避の術として大きな効果を発揮するのだ。

絶大な安心感が手にはいる

案件をたくさん抱えていると、「はたして全ての案件を期日までに終わらせられるのだろうか」と不安に襲われることがあると思う。忙しい人ほど、プライベートの時間でも仕事のことが不安で頭から離れなくなる。

仕事が終わるのか不安に思うのは、仕事の見通しが見えていないからだ。

たとえばA案件しかやっていないと、B案件、C案件のことが心配になってくる。

仕事の見通しは、仕事に着手して、仕事を進めれば進めるほど見えてくるものだ。

それなら、不安にならない方法は簡単だ。

「20分仕事術」で、毎日全ての案件に少しずつ取り組んでいけばいい。

毎日少しずつ、確実に仕事が進んでいくから、仕事の見通しがどんどんクリアになっていく。仕事の不安が日が進むごとになくなっていくんだ。

そう。「20分仕事術」の最大のメリットは、この安心感を手に入れることにある。

まとめ

「20分仕事術」のメリット、感じてもらえただろうか。メリットは、以下の3つだ。

  • 先送りがなくなり、仕事が確実に進む
  • 「仕事が終わらない」への最高のリスク回避になる
  • 絶大な安心感が手にはいる

やることは、とてもシンプルだ。全ての仕事を20分ずつやるだけ。たったこれだけで、驚くほど仕事がかたづいていく。

たくさんの案件を抱えていても、安心して仕事に取り組めるようになる。この安心感をぜひ、体験してみてほしい。

理解を深めたい方は、以下の記事も参考にしてほしい。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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