「自分は仕事ができない」という思いこみを取っ払うと、人は一気に仕事がデキるようになる。

「自分は仕事ができない」と感じる人は、そう思いこんでることが多い。

実際、僕のセミナーの受講生は早いと半年で長時間労働から「残業ゼロ」に変わってしまう。

これは、半年でその人の能力が変わったのではない。

その人の「自分は仕事ができない」という思いこみが取っ払われた結果なのだ。

「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 」という本がある。

「要領がよくないと思い込んでいる」というタイトル。そして、以下の記事の最後に書いてある著者達のプロフィールを、ぜひ見てみてほしい。

お二人とも、「自分は仕事がこんなにできないヤツなのか、、」と絶望した経験が伺える。

そして、今ではその経験を乗り越えているわけだ。

このことからも「仕事ができない」というのは、その人の「思いこみ」だということがわかる。

問題は、「どうやったらその思いこみを取っ払うことができるか」となるわけだが。

実は、そう難しいことではない。

結論から言うと、「自分は仕事ができる(はず)」という思いこみをなくすことだ。

そしてその思いこみをなくすために、タスク管理による行動ログの記録が役に立つ。

今日は僕自身が長時間労働から「残業ゼロ」に変わった経験も踏まえながら。

あなたの能力を一気に解放する方法をお伝えしよう。

今日も早速いってみよう!!!

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昔の僕の、致命的な誤解。

まず、僕自身の経験を話そう。昔長時間労働に悩んでいた頃の話だ。

今冷静に思い返すと、僕は「もっと仕事がたくさんできるはずなのに、どうしてできないのだろう」と悩んでいた。

イメージで言えば、毎日仕事をはじめる前は「100(繰り返すが、数字はイメージだ)」の仕事ができると思っている。

でも、一日が終わると。「20」しかできていない。

そうして「今日も全然思うように仕事ができなかった、、」と落ちこんでいた。

しかし今思うと。

仕事をはじめる前に「100できるはずだ」と根拠なく思いこんでいたことに、実は問題があったとわかる。

「自分は仕事ができない」と思いこんでしまう理由

タスク管理をはじめてみるとわかるが、僕達が実際に自由に使える時間は、そう多くはない。

なぜなら、僕達には毎日やらないといけないルーティン業務がある。

そして、上司や同僚から声をかけられたり、突発的に発生する「割りこみタスク」も多く発生する。

9時から18時まで「9時間働ける」と思っていても。

実際に計測してみると、自分の思う通り自由に使える時間は3時間しかなかったりするのだ。

このことについては、くわしくは以下の記事に書いた。

つまり、僕が言いたいのはこういうことだ。

「自分は一日にもっとたくさんのことができる」という思いこみが、「自分は仕事ができない」という思いこみにつながるということだ。

「自分は仕事ができる」「もっとたくさんのことができるはずだ」

こうした考え(思いこみ)をもっていると、皮肉にも「自分は仕事ができない」と思いこんでしまう。

なぜなら、「自分はもっと仕事ができるはず」と思いこむことで、自分のキャパシティ以上にたくさんの仕事を抱えこんでしまう。

自分が一日にできる仕事量を過信して、長時間労働に陥る。

そうして、「仕事が終わらない」と感じる。

「自分は仕事ができない」と思いこんでしまうのだ。

僕の現実的な提案

では、どうしたらいいのか?

それは、「自分には、一日でたくさんのことができるはず」という考えを疑ってみることだ。

そのために一番大切なことは、「現実を知ること」。

自分が思ってるほど、僕達は一日にできる仕事量は少ないということ。

この「現実」を、しっかりと理解する。

そのための一番確実で簡単な方法。

それが、自分の仕事の行動記録(ログ)を取ってみることだ。

これはタスク管理ツールを使えば、ものすごく簡単にできる。

そうして「本当の自分」を知ることができると。

僕達は過度に自分に期待することがなくなる。

仕事をはじめる前に、「今日は20(数字はイメージ)くらい、仕事しよう」と思う。

そして、一日の終わりに「20」の仕事を終える。

「一日のはじめに自分が思い描いた計画通りだ!」と満足して、一日を終えることができるようになる。

自分のキャパシティ以上に仕事も受けなくなるので、仕事の生産性も上がっていく。

次第にあなたは自分の仕事に自信を取り戻せるようになるだろう。

そうして、あなたは仕事がデキるようになる。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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