がんばることは「悪いこと」だと思っていた

昔は「がんばることは悪いこと」だと思っていた時期もありました。今はがんばることは「いいこと」だと思っています。

問題は、がんばること自体にあるのではなく、「どうがんばるか」だと思うのです。

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たとえば、昔長時間労働で苦しんでいた時期は、自分がやりたくない仕事もたくさんしていました。

また、自分自身が膨大な仕事量に溺れそうになっている中、謎の責任感(義務感)で、自分がやらなくてもいいような仕事までがんばって引き受けていたのです。

これが、よくない「がんばる」のパターンです。

自分の気持ちが「やりたくない」と思ってる中、ムリしてそれをやっていると「犠牲になってる感」が生まれます。

ストレスがたまり、まわりに対して「どうして助けてくれないんだ」と恨みをもつようにすら、なっていくのです。

それでは、よい「がんばる」パターンは、どんな感じなのでしょう。

それは、「自分の意思で」がんばってる時です。

たとえば、自分が好きな仕事、得意な仕事を一生懸命がんばる。

あるいは、同僚が忙しくて困ってる中、義務感からではなく、「助けたい」という自分の意思で同僚の仕事を助けてあげる。

こうしたがんばりは、忙しくても充実感があります。

世のため、人のために自分が奉仕できたという満足感があるので、忙しくてもストレスをあまり感じることがありません。むしろ、「他人の役にたてた」という満足感が得られるのです。

「よくないがんばり」と、「よいがんばり」の違い。それは一言でいえば、自分の意思でがんばってるかどうかです。

もっというと、「やりたくないのにやってる」のか、「やりたくてやってるのか」の違いです。

「やりたくないこと」をがんばると、僕達の人生はどんどん貧しくなっていきます。逆に「やりたいこと」をがんばると、どんどん人生が豊かになっていくのです。

ではどうしたら「よいがんばり」にシフトできるのでしょう。

それは、「やりたくないことをやめていくこと」です。

やりたくない仕事を人にお願いする。仕事を断る。時には勇気をだして、こうしたこともやっていかないといけません。

きっと、今のあなたが一番やりたくないことだと思います。でも、ほんとは人にお願いしたい。断りたいはずです。

だからこそ、ここは「がんばる」ところなのです。これが、「よいがんばり」方です。

僕はそれを実践して、よいがんばりの人生を手に入れることができました。その体験記が、僕の著書になります。

よかったらぜひ読んでみてくださいね。

どうせがんばるなら、よいがんばりで生きていきましょう。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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