仕事、資料を最速で仕上げる秘訣。それは、「修正する前提で取り組む」だ。

今日みんなに伝えたいことは、資料(仕事)は修正する前提で仕上げよう!ってことだ。
イメージで言えば、60点くらいの出来でいい。
仕事を自分の中で完成させる前に、一度上司やクライアントに「こんな感じでどうですか?」と、資料を提出してしまうんだ。
そこで、「もう少しここを修正してほしい」「こうしてほしい」というフィードバックを受けるだろう。
それを受けて、資料を完成させるようにする。この仕事のスタイルをあたりまえにしよう。
なぜかって?
こうした仕事のスタイルをあたりまえにすると、「一発OK」を狙いにいくよりずっとラクに、早く、仕事を仕上げていくことができるようになるからさ。
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理由は、いくつかある。
一つは、仕事自体にとりかかりやすくなること。
「100点の資料を仕上げよう!」と思うと、仕事自体に手が伸びなくなってしまう(ほら、わかるだろう?)。
仕事で何より大切なこと。それは、着手すること、とりかかることだ。
「60点の出来でいいから、とりあえず作ってしまおう」と思うことで、その仕事にとりかかる可能性はグッと高まる。
仕事がどんどんかたづいていくようになるってわけだ。
理由その2。
それは、ムダに仕事をしなくてよくなるってことだ。
100点(あるいは90点、80点でもいい)で仕事を提出するのは、リスクでしかない。
まず、仕事の方向が「明後日」を向いていたら、目も当てられない。
上司やクライアントからは「方向性が違う」と言われ、仕事は全部やり直しになってしまう。
それだけじゃない。
仕事では、上司やクライアントからしたら「ここまでのクオリティは求めてなかった」「それよりも、もっと早く提出してほしかった」と思われることもある(逆の立場に立つ時で、そう感じる時があるはずだ)。
60点で仕事を仕上げる習慣をもっていれば、何より早く仕事を提出できる。
これで「もっと早く提出してほしかった」はクリアだ。
そして何より、上司やクライアントが求めている仕事のクオリティ(質)がわかるのが大きい。
その仕事で求められている仕事のクオリティは70点なのか。80点なのか。あるいはそれ以上なのか。
一度60点で提出し、フィードバックをもらうことで、先方が求めてる仕事のクオリティが明らかになるんだ。
そうそう。運がよければ、60点の仕事でも「これでOK」と言われることすらある。
いずれにせよ、上司やクライアントに満足してもらえる仕事のやり方として、とても理にかなってるってわけだ。
他にもいくつか理由はある。でも、話がややこしくなるのでこの辺でやめておこう。
とにかく、仕事は修正する前提で、60点(あるいはそれ以下の点数)の完成度で一度提出してしまう習慣をもつこと。
上司やクライアントから何か言われるのが怖いなら、「とりあえず、ザッと作ってみたのでご意見ください」と一言添えれば全然大丈夫だ。
約束しよう。たったこれだけを意識するだけで、びっくりするくらい仕事をかたづけられるようになる。
ということで、参考にしてほしい!!!
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。