人に気持ちよく仕事を引き受けてもらうための3つのコツ

あなたは人に仕事をお願いすることは、人に迷惑をかけることだと思っていませんか?

少なくとも、以前の僕はそう思っていました。

自分が仕事を抱えこんでいた時期は、自分に余裕がありません。

そんな状態で人から仕事をお願いされると、ただ「仕事が増える」としか思っていませんでした。

そう、余裕がない状態で人から仕事をお願いされると、「仕事をお願いする=迷惑をかける」という方程式があなたの中に作られてしまいます。

しかし、本当に「仕事をお願いする=迷惑をかける」なのでしょうか?

たしかに、忙しい中めちゃくちゃ時間がかかるめんどくさい作業をお願いされたら、さすがにイヤな気持ちになるでしょう。

しかし、あなたが他人からお願いされたことが、あなたにとって簡単に処理できる仕事だったらどうでしょう。そして、それをやることで、他人がものすごく喜んでくれたら。

そんなにイヤな気持ちはしないですよね。

それどころか、めちゃめちゃ感謝されたら、「嬉しい」とすら思ってしまうかもしれません。

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人は本来、他人の役に立ちたいと思う生き物です。

だからこそ、自分が得意なこと、好きなことで他人の役にたてる機会があれば、喜んでそれを引き受けることもあるのです。

たとえば、僕は時間管理が得意なわけですが、同僚から時間管理についての勉強会を開いて欲しいと言われれば、たとえ忙しい中でも喜んでその仕事を引き受けるでしょう。

その一方、自分があまり好きではない事務作業をお願いされたら、たとえ多少時間に余裕があっても、断ると思います。

また、少し別の観点ですが、同僚から「○○さん、忙しいところ申し訳ないのですが、力を貸してもらえませんか?」と仕事をお願いされたら、その人から頼りにされているように感じて、嬉しく感じることもあるでしょう。

もしあなたが好意を抱いている相手から頼りにされていると感じたら、なおさらやる気になるのではないでしょうか。

ここまで書いてきておわかりの通り、必ずしも「仕事をお願いする=迷惑をかける」とはかぎらないのです。

当たり前といえば当たり前ですが、仕事をお願いした相手がそのことを迷惑に感じるか否かは、ひとえにその相手次第ということになります。

相手があなたのことを好きであれば、どんな仕事でも喜んで力になってくれるかもしれません。逆もまた、しかり。

また、相手が得意な仕事、好きな仕事をお願いしたら喜んでやってくれるかもしれない。これまた、逆もしかりです。

今の僕は仕事を上手に他人にお願いできるようになったと自負していますが、人に仕事を気持ちよく受けてもらうコツを簡単にあげると、以下の通りです。

●仕事毎に、その仕事を頼む相手を選ぶ。その仕事が得意そうな人、好きそうな人にお願いする。

●仕事をお願いする時に、「あなたの力を貸してほしい」という気持ちでお願いする。相手を頼りにしていることが伝わるようにお願いする。たとえば、「○○さんならすぐに解決できると思うので、ちょっと助けてもらいたいんですが、いいですか?」という感じで依頼する。

●頼むタイミングも大切。相手が忙しそうな時は、「あとで少し相談したいことがあるのですが、何時頃お声かけしたらいいですか?」という感じで、相手が気持ちよく仕事を引き受けてくれる環境を作ることを意識する。

ここまでテクニックを書いてきましたが、一番大切なのはとにかく人に仕事を実際にお願いするという経験です。

勇気をだして人に仕事をお願いして、大丈夫だった。むしろ、嬉しそうにやってくれた。そんな経験、場数を踏んでいくことが仕事をお願いする自信を作っていくのです。

もちろん、時には断られることもあるでしょう。しかし、それも相手の自由なのですから、気にしないことです。

あなたも仕事を断る権利があるのと同じで、相手にも当然仕事を断る権利がなるのです。

仕事を断られることに傷つくとしたら、それは、あなたが仕事を断らないからです。

「自分は仕事を断ることがないのに、この人は断ってきた。あぁ、迷惑と思われたな」と思ってしまうかもしれませんが、そうとは限らないのです。

相手は単にその時忙しかっただけかもしれない。あるいは、その仕事が好きでなかったのかもしれない。

事実だけみれば、単に「相手が仕事を断った」だけなのです。

それ以上でも、それ以下でもありません。相手が本当のところどう思っているかなんて、知りようがないのです。だから気にしても仕方ないのです。

そして先程書いたように、あなた自身が仕事を断るようになることで、仕事を断る相手の気持ちがわかるようになってきます。

自分の中で仕事を断ることが当たり前になると、他人が仕事を断ることも当たり前と感じるようになるのです。

ここまで書いてきて、「人に仕事をお願いする=迷惑になる」が必ずしも正しくないことは少しずつわかってきたと思います。

少しずつでいいので、今日から他人に仕事をお願いするようにしていってください。

先ほども書いたように、こればかりは経験を積むしかありません。毎日少しずつ実践し、経験値を積んでいってください。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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