忙しい人は不安から行動するのをやめなさい-簡単に時間を生みだす方法

「時間がない」、「忙しい」と嘆く人は、不安を原動力に行動してる人だ。

仕事を部下に任せればいいのに、ついあれこれ口をだしてしまう。自分でやったほうが早いから、部下でもできる仕事を自分でやってしまう。

だから、時間がない。そりゃあ、そうだ。自分で仕事を増やしているからだ。

そういう人は、つまるところ心配性なのだ。自分のやり方が絶対的に正しいと思っているし、自分の思うやり方でないと失敗して大変なことになると思いこんでいる。

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そういう人にとっては、部下や同僚は無能に見える。彼らは何もやらない人に見える。

でもね、それは違う。それはあなたが原因なんだ。あなたが彼らの仕事を奪うから。いちいち口を出すから。彼らはどんどん仕事がなくなり、命令を聞くだけの人間になっていく。

考えてみてほしい。仕事で自分で色々考えて工夫しても、いちいち上司から口を出されてダメだしされ続けたら。自分で考えるのをやめて、「命令だけ聞いていればいいや」と思うのは自然ではないだろうか。

仕事で「力になりたい」と思っても、他人がどんどん仕事をやってしまって、「手伝うよ」と言っても「大丈夫」と全然仕事を頼んでこなかったら、与えられた仕事だけやってしまうのは自然なことではないのか。

そう。あなたが全部やってしまうから。いちいち口を出すから。彼らは自ら仕事をしなくなるし、頭を使って仕事をしなくなる。

だからあなたがやることは、逆なんだ。

仕事を任せて、口をださない。部下ができることは部下にやらせる。

そうすれば、イヤでも時間は増えていく。そうしたら、あなたがやりたいことができるじゃないか。

それはわかってるけど、今そんなことをしたら、大変なことになる。今じゃない。そんな言葉は、もう聞き飽きた。みんな同じこと言うんだから。

そうじゃないのよ。

「先に」任せる。やらせる。これが大切なんだ。

今のあなたのやり方では、いつまでたっても部下はあなたが安心できるレベルに到達しない。つまり、あなたは永久に「時間がない」を味わい続ける。

「今から」やるの。今から。今でしょ!

そうして勇気をだして、行動を変えるから。人生が変わっていく。

驚くほど時間ができて、ストレスなく、楽しく毎日を過ごせるようになるから。

騙されたと思って、やってみて。

「時間がない」の解決策は教えたよ。あとは、やるか、やらないか。それだけ。

「時間がない」生活を続けるのか。「時間がある」生活にシフトするのか。

それは、あなた次第。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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