メールは使いすぎるとかえって効率が悪くなる

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メールは非常に便利なツールだ。
しかし、あまり多用するとかえって効率が悪くなる。その理由を説明しよう。

メールは作成に時間がかかる

メールは細かいニュアンスが伝わりにくい分、神経を使う。そうするとどうしても作成にある程度の時間がかかってしまう。

この時間はけっこうシャレにならない。タスク管理している人は計測できるので是非計ってみてほしい。
一瞬で15分とか経過していることが多い。

電話だとそれが5分で終わったりする

メールで15分かかるものが、電話で5分で終わったりすることが良くある。やってみるとよくわかるが、この事実がわかってしまうとメールを作成する時間が勿体無く感じるようになる。

電話のデメリットとしては相手の仕事を中断してしまうこと。また、相手によっては電話で話をするのに気を使うこともある。そうするとメールのほうが心理的ハードルは低いので、使いたくなる。

でもそこは一度立ち止まって考えるべきだ。「電話だったらすぐ終わるんじゃないか?」と。相手の時間も大切だが、自分の時間も大切だ。早朝とか夜遅い時間は論外として、日中であれば思い切ってかけても僕はいいと思う。おたがいさまだ。

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メールは単なる情報伝達に使う

メールのメリットはたくさんの人に一斉に情報共有できる点だ。
すなわち、連絡事項や事実をたくさんの人に伝えたい場合に始めて効率的になる。
百人に情報伝達するのにそれぞれに電話するよりは、メールのほうが当然に早い。

こういった場合は逆にメールを送ろう。こういう内容を電話で伝えるとタイミング次第では相手に迷惑をかける可能性がある。

まとめ

メールは心理的ハードルが低いので多用しがちだ。
僕もつい最近まで多用していた。

でも本当に時間がない時にふと思った。
メール打つより電話したほうが圧倒的に早い

それからはなるべく電話をするようにしている。ちょっと勇気を出して電話をしてみよう。ずっと仕事が効率良くなるはずだ。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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