充実した人生は「がんばる生き方」と「がんばらない生き方」の間にある。

lifehack

人は誰もが充実した人生を送りたいと考えてると思う。

一方で、充実感を得たいからといって、がんばりすぎてしまうと、それはそれで疲れきってしまい人生が嫌になってしまう。

つまり、誰もが求めているのはバランスだ。充実感を感じられて、かつ疲れきらず、リラックスして人生を楽しむことができる。そんな生き方をおそらくみんな少なくとも(時には無意識に)求めているのではないだろうか。

問題は、どうやったらそんな自分とっての最適なバランスを見つけることができるのかということになるわけだが、ここ数年の僕の経験から導き出された結論は「がんばる」と「がんばらない」という、「両極端の二つの生き方を実践してみること」だと思っている。

どういうことか。説明していこう。

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「がんばる生き方」から、「がんばらない生き方」にシフトしたきっかけ

僕自身、30代前半まではひたすら「がんばる、がんばる」という人生を生きてきた。

特に会社の仕事が忙しくなった入社6年目ぐらいから入社10年ぐらいまでは(自分なりに)仕事をひたすらがんばった。

しかし拙著にも書いたように。「がんばる、がんばる」の生き方の先に「幸せはない」ということに気づき、その後僕は徹底的に「がんばらない」という真逆の生き方を実践することに決めた。

ここでいう「がんばらない生き方」とは簡単に言えば、自分の気持ちに素直に生きる生き方だ。

「がんばる、がんばる」という生き方をしていた時の僕は、自分の気持ち、感情には全く意識を向けてこなかった。自分の気持ちなんて関係ない。「やらなければいけない」と頭で感じたことは自分の感情を殺してでもがんばってやってきた。やりたくない仕事でもやった。英語が必要だと思えば、やりたくなくても勉強した。

「そういうものだ」と思っていた。誰もが多かれ少なかれ、そういう生き方をしているはずだ。

一方で、「がんばらない」と決めてからは、僕は「自分の気持ち」を最優先することに決めた。

基本的にやりたくないことはやらない。自分が「やりたい」と思うことだけをやる。この基本スタンスをもとに、この数年を生きてきたのだ。

この「がんばらない」という生き方は、今の君からしたら理想に近い生き方だと思えるかもしれない。しかし実際にやってみないとわからないと思うが、この生き方にも弊害はある。それは、「暇に悩まされることになる」ということだ。

徹底的に「がんばらない」を追求した結果

「がんばる」生き方の弊害は、自分が「やりたくない」と思うことすらもひたすら一生懸命やることになるため、疲れ切ってしまうことだった。毎日達成感はあるかもしれないが、毎日とにかく疲れ切っている。

一方で「がんばらない」という生き方を実践すると、今度は暇になり、達成感が不足しがちになるというわけだ。

これは先日のブログにも書いたが、僕が怠惰な人間なのか、そもそも人が怠惰なのかはわからないが、とにかく自分の気持ちに徹底的に素直に生きるを実践していくと、本当に必要最低限なことしかやらなくなる。

そうすると、毎日「時間があり余る」という経験をすることになる。わかりやすく言うと、暇になるわけだ。

「そんなに暇なら好きなことをすればいいじゃん」と君は思うかもしれない。だが忘れてはいけない。僕は「がんばらない」と決めたんだ。自分が心から「やりたい」と思わない限り、行動しないと決めたわけだから、「暇」と「行動する」ということを両天秤にかけた時、僕は「暇」を選択することになった。

たとえば暇になったとする。小説でも書けばいい。でも、自分の気持ちが「書きたい」と思わなければ、小説を書かず、ぼーっとする。暇を選択するわけだ。そんな感じだ。

この生き方はとてつもなく楽だ。一方で、充実した人生というところの点で、少し物足りなさを感じることになる。

でもここ数年、僕はこの生き方が僕にとって「自分らしい生き方なんだ」と考え、僕はこの生き方をあえて選択してきた。

しかし先日ふと、「もう少しがんばって生きてみよう」と思う機会があった。

そして最近では、無理をしない範囲で、暇な時間がなるべく発生しないように。たとえば会社の昼休みにランニングに出かけたり、自分なりに「大切だな」と思うことに時間をかけるようになった。

その結果、最近より毎日が充実している。

まだはじめたばかりだからわからない所はあるが、自分なりに充実感とリラックスが両立するような、バランスの良いライフスタイルが築けていけるような気がしている。

僕はようやく「自分らしい生き方」を見つけたのかもしれない。

でもここまで書いてきた通り、それは「がんばる」という生き方を徹底的に実践し、その後「がんばらない」という生き方を徹底的に実践した結果なんじゃないかと僕は思っている。

「がんばる」と「がんばらない」という両極端の生き方を徹底的に実践してきたからこそ、今のバランスのいい、要は中間的な位置づけの生き方を見つけたんじゃないだろうか。

結局自分とって最適なバランスの良い生き方を見つけるためには、両極端を経験してみるしかないのかもしれない。

まとめ

多くの人は「がんばる、がんばる」という生き方を実践してると思う。

もしそういう人が本当に「自分らしい生き方」を見つけたいのであれば、(少なくとも一時期は)徹底的に真逆の「がんばらない」という生き方を試してみないと「自分らしい生き方」は見つからないんじゃないか。僕は自分の経験からそう思う。

でも問題は、「がんばらない生き方」を実践するためには、とてつもない勇気が必要なことだ。

でも僕は、無理してまで「がんばらない生き方をしよう」と今すぐ決意する必要は必ずしもないように思う(チャレンジできるならそれにこしたことはない)。

なぜなら、もし本当に君にとって「がんばらない生き方」が必要なら、その生き方にシフトしようと思えるタイミングが僕のように自然と訪れると僕は思うからだ。

人が「変わろう」と思う時というのは、「もうこの生き方ではうまくいかない」と感じた時だ。

僕自身もがんばらない生き方にシフトしたのは、「がんばる、がんばる」を徹底的に自分なりにやってみて、「この生き方の先に幸福はない」と感じだからだった。

だからもし今君が、「自分はがんばらない生き方何かとてもできない」と感じるなら、それはそれでいいと思う。

今は自分が正しいと思う道を突き進んだらいいんじゃないかな。それで自分の人生に満足できればそれはそれでいいし、僕のようにもしかしたら「もうこの生き方では幸せになれない」と感じる時がくるかもしれない。

もしその時がきたら、きっと君も無理なくがんばらない生き方に突き進んでいくことになるだろう。

とにかく大切なことは、自分らしい充実した人生を過ごすための生き方を模索し続けることだと思う。

そうすれば、いつかきっと。僕達が望む理想の生き方にたどりつくんじゃないかな。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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