時間がないワーキングマザーの悩みは「時短」より、「第三の選択肢」を選ぶことでずっと楽に解決する

仕事が忙しくて、家に帰っても「思うように家事に時間をかけられない」と悩む女性は多い。

たとえば、夕食を作らないといけないのに、仕事で疲れていて気力がわかない。

いざきちんと作ろうとすると、睡眠時間が減ってしまい、つらい。

あるいは、小さい子供がいて、部屋がいつも散らかっている。

「かたづけたい」と思っているけど、子供はどんどんちらかしていくし、部屋をきれいにするための十分な時間が取れないと感じる。

こうした悩みを抱える女性は真面目で責任感が強く、こうした問題を「自分で全部なんとかしないといけない」と一人で抱えこんでしまう傾向が強い。

そんな彼女達を見ていると、問題を「時短技」で解決しようとする傾向にあるように感じる。

たとえば、夕食のケースでいえば、すぐにとりかかれるように朝のうちに下準備をしておくなど、工夫をする。

こうした工夫をすること自体はとてもいいことだと思う。

でも問題は、大抵の場合、こうした時短技では問題が解決しないことが多いことだ。

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時短技だけでは、「時間がない」問題は解決しない

理由は簡単で、単純にやらないといけないことが多すぎるのだ。

色々がんばって試行錯誤しても、根本的にやることが多すぎれば時短技では「時間がない」という問題は解決しない。

そしてもっとよくないのは、がんばってるのに問題がちっとも解決しないと「自分には能力がない」と自責してしまい、ストレスを感じるようになることだ。

こうした状態になると、時には「旦那が何もしない」と怒りを感じるようになる(耳が痛い、、)。

こうした女性に全力で提案したいのは、時短技で解決しようとすることではなく、もっと楽に解決する「第三の選択肢」を選ぶことだ。

「人にお願いする」という第三の選択肢

たとえば、旦那さんに夕食の準備、部屋のかたづけをお願いしてみる。

「いやいや、アイツ何もしないから」とはじめから賽を投げないでほしい。

いざお願いしたら、旦那さんも快く手伝ってくれるかもしれない。

ただ「手伝ってくれない」「気づいてくれない」と不満をもつだけでなく、「手伝ってほしい」とお願いしてみてほしい。

あるいは、たまにはお母さんを頼ってみてもいい。

休日に子供のめんどうを見てもらって、じっくり部屋をかたづけてもいい。

あるいは、ちょっと視点は違うが、夕食を作る代わりに弁当を買ってきてもいい。

時短でなんとかしようと考えるだけでなく、問題をもっと楽に解決する別の選択肢を選んでみる。

そうずくと、一生懸命工夫をしなくても、問題はずっと簡単に解決する。

まとめ

「自分でなんとかしよう」とする姿勢は大切だし、時短技で生活をよりよくすること自体はいいことだ。

でも、それで問題が解決しないようであれば、もっと楽に解決できそうな第三の選択肢を持ってほしい。

その代表的なものが、「人に頼る」という選択肢だ。

あなたはここまで十分がんばってきたんじゃないだろうか?

そろそろ「人に頼る」、「甘える」という選択肢を自分に与えてあげてもいいと僕は思う。

ということで参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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