自分軸と他人軸の狭間で悩む会社員。どちらの生き方が自分にとって正しいのか。わかる方法。

会社で働いていると、上司や同僚の期待に応えて生きること、つまり「他人軸」で生きることが大切と思える一方で、本などを読んでいると、自分らしく生きるために「自分軸」が大切と書いてあったりする。

そうなると、「一体どう生きるのが正解なんだ?」と思える。

「どう生きたらいいかわからない」と悩む人も多いのではないかと思う。

僕自身も例外なく、昔は全く同じように悩んでいた。

たとえば仕事が終わった後に上司や同僚から飲みに誘われた時。本当は帰りたいのに、断ることができなかったり。

上司や同僚が残業してると、一人だけ早く帰ることができず、やむなく残って仕事をしていたこともあった(「働き方改革」という言葉がメジャーになる前の話だ)。

昔の僕は、とにかく他人の目が気になって仕方がなかった。

良く言えば「他人軸」で生きていたことになるが、いつも「自由に生きられない」と悩んでいて、ストレスを感じていた。

そんな僕も色々あり、今では残業しないことが当たり前ではない大手金融機関という環境で「残業ゼロ」の働き方を達成したりと、自分軸で生きられるようになったと感じている。

そんな経験から「どう生きたらいいのだろう」と悩んでいた昔の自分にアドバイスするとしたら。

「まずは自分軸で生きてみよう」と提案する。

それは、どんなふうに生きるのがその人にとって正解(心地いい)なのかは、他人軸と自分軸の両方を経験してみないと、判断ができないからだ。

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経験してみないと、「どちらがいいか」はわからない。

他人軸で生きるのがいいのか。あるいは自分軸で生きるのがいいのか。

この問題を考えるのは、日本に住むのがいいのか、海外で住むのがいいのかを考えることと似ている。

日本にしか住んだことがないのに日本で暮らしたほうがいいのか、海外で暮らしたほうがいいのかを考えても、答えはでない。

一度海外に住んでみれば、「日本がやっぱりいい」と思うかもしれないし、「海外がやっぱりいい」と思うかもしれない。

生き方も同じなのだ。

自分軸で生きたことがない人は、他人軸で生きた方がいいのか、自分軸で生きたほうがいいのか。判断することはできない。

だから、「どう生きたらいいのだろう」と悩むのは当たり前なのだ。

勇気を出して、少しずつ、生き方を変えてみる

つまり、「自分にとってどう生きるのが正解なのか」を知るためには、自分軸と他人軸の両方の生き方を経験してみないと、「わからない」ということになる。

だからこそ、今まで他人軸で生きてきた人は勇気を出して自分軸で生きはじめる必要があるし、(あまりいないと思うが)今まで自分軸で生きてきた人は、勇気を出して他人軸で生きてみる必要があるということになる。

他人軸から自分軸に生き方を変えることは、とても勇気がいる。

でも、「どう生きたらいいのか」の正解を知るには、残念ながらこれしか方法がないと僕は考えている。

大切なのは、できるところから少しずつ、自分軸(他人軸)で生きはじめることだ。

僕自身が他人軸から自分軸に変わっていった経験は拙著に書いたので、もしあなたが悩んでるなら、役に立つと思うので参考にしてほしい。

また、6/16(金)にGAFAの現役部長でベストセラー作家の寺澤さんと共催するイベントも興味があったら遊びに来てほしい。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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