燃え尽きてしまったり、 人生に絶望を感じる時は、本当は「がんばりたくない」と感じてる時。

人には、がんばれない時期って、あると思います。

頭では「がんばらなきゃいけない」とわかってる。でも、心は「がんばりたくない」と言っているのです。

そのことに、薄々自分自身も気づいている。

でも、「がんばりたくない」と思ってることなんて、認めたくない。

がんばらないと、人生を前に進めることができない。

そう、不安を感じるから。

人は「がんばりたくない」という自分の気持ちに気がつかないふりをして、ついがんばってしまうのです。

その結果、燃え尽きてしまったり、絶望を感じてしまいます。

それは、「がんばりたくない」という自分の本心を無視して、ムリしてがんばってしまった結果なのです。

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燃え尽きてしまったり、 人生に絶望を感じた時は。

自分が、ほんとは「がんばりたくない」と思ってることを、認めてあげましょう。

自分の気持ちを、大切にしてあげてください。

ここまで散々無理して。精一杯、がんばって生きてきました。

長いキャリアで、少しペースを落として。ゆっくり過ごす時期があってもいいのです。

何よりもあなたの心は、そう望んでいるのですから。

本心では「がんばりたくない」と思ってる時にがんばっても、人生はうまくいかないものです。

実際今まで「うまくいっていない」と感じてるからこそ、燃え尽きたり、絶望を感じてしまっているのです。

だから少しペースを落として。

流れに身を任せて生きてみても、いいのではないでしょうか。

あのベストセラー作家の本田健さんも、5年間「どれだけがんばろうと思っても、体が動かなくなってしまった」状態だったそうです。

著書の「きっと、よくなる!2」で健さんは以下のように語っています。

十年近く前、私は人生のどん詰まりを体験していました。どれだけがんばろうと思っても、体が動かなくなってしまったのです。表向きは育児セミリタイアということにしましたが、それまでのハイペースな人生に疲れきっていました。それで、子育てを機会に少し休んで、人生についてゆっくり考えることにしたのです。ちょっとのつもりが、結局五年にもなってしまいました。(中略) 「ひょっとしたら一生社会に出られないかもしれない」という不安を感じながら、きっと出ていくタイミングが来るとも信じていました。私にとって、5年間の引きこもり生活は自分と向き合う貴重な時間になりました。そこから、本当に大切なものを中心にして生きることを学んだように思います。

人生は、良い意味でも、悪い意味でも。僕たちの思う通りに進んでいきません。

がんばったからといって、人生が必ずしも前に進むわけではない。

でも、がんばらないからといって、人生が前に進まないわけではないのです。

もっとあなたの人生を信頼してください。

あなたの人生は、大丈夫です。

あなたも薄々、そう感じているはずです。

だったらその気持ちを信じて。

「今はがんばれない時期なんだなー」と。自分を認めてあげてください。

そうして自分の気持ちと寄り添って生きていくことができるようになった時。

次の道は、きっと開けるはずです。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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