過ぎ去りし時を求めて、約15年ぶりにゲームを買いました。
購入したのは、2年前出た「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」です。
2年前に発売した時に「やりたいなー」とずっと思っていました。
でも、「ゲームなんかに時間を費やしてる場合じゃない」 と、その時は購入を断念したのです。
しかし2年の時を経て。そして、約15年ぶりに。
僕はゲームを楽しむことにしたのです。
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物心ついた時から、僕はゲームに夢中でした。
学生時代も、ほとんどテニスしてるか、ゲームしてるか。
それくらい、好きでした。
しかし2005年に今の会社に入り、僕は突如ゲームに興味を失ってしまったのです。
当時購入したファイナルファンタジーの最新作をプレイしている途中、ものすごい勢いで興味を失っていく感覚を味わいました。
結局そのゲームは、クリアせずに途中でやめてしまいました。
それは、これから会社人生がはじまるにあたり、「これからは仕事に全力を注ごう」と。
決意したからだと、今ならわかります。
これから、会社人生がはじまる。
ゲームなんかに時間を使ってる場合ではない。
そう、無意識に考えたのだと思います。
あれだけ好きだったゲームに突如興味を失ってしまったことに、僕自身も驚きました。
それくらい無意識に強く、「これからはムダな時間を過ごさないようにしよう」と自分で決めたのだと、今ならわかります。
そうして僕は、自分の「やりたい」と思うことを、無意識に封印してしまったのです。
そうして15年たった今、思うのです。
「どうして自分がやりたいことを、封印してしまったんだろう」と。
ゲームは一つの例に過ぎません。
僕はゲームと同じように、きっと無意識に、たくさんのことを封印してしまったように思うのです。
この15年間きっと、たくさんの「やりたい」があったはずなのです。
でも、おそらく僕は、自分のそういった気持ちに気がつくことなく、無意識にそれを全て書き消してきたように思うのです。
「無駄な時間を過ごしたくない」
「限られた時間を有意義に使いたい」
そう、強く思いすぎたあまり。
僕は自分が「やりたい」と思うことを、今を楽しむことを。ずっと忘れてきたように思うのです。
確かにこの15年間、僕は精一杯生きてきました。
無駄な時間を過ごさないように、全力を尽くしてきました。
それによって、得たものも確かにありました。
でもそれによって、 失ったものも、確かにあったのです。
それは、わかりやすく言えば「青春」です。
本当の意味で、「自分らしい生き方」を僕は封印してきたように思うのです。
精一杯生きることは、悪いことではありません。
でも、精一杯生きることしか頭にないと、自分らしい生き方を見失ってしまいます。
そうして人は、自分のやりたいことがわからなくなるのです。
無駄な時間を過ごしてもいい。
失敗してもいい。
それでも、自分が「やりたい」と思ったこと、やらせてあげてください。
なぜなら、それがあなたらしい生き方だから。
そうして自分本来の人生を、「青春」取り戻した時に。
未来が開ける。
今の僕は、強くそう思うのです。
今からでも、遅くはありません。
失った時を、青春を、取り戻しにいきましょう。
過ぎ去りし時を求めて。
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