やめるか、続けるか。迷ったときに自分の本心を知るための2つの指針

何かをやめるというのは、シンプルのようで、とてもむずかしい。

実は最近、ポイストレーニングにつづき、ギターをやめることにした。

その理由は、ボイストレーニング同様、自分の中で少し違和感を感じるようになっていたからだ。

そしてもう一つは、自分の気持ちに気づくきっかけとなった「障害」があらわれたから。

ボイストレーニングとギターは、「やってみたい」という強い気持ちからはじめたものだ。

いずれも、「本当にやめるべきなのか?」迷う時間があった。なぜならせっかくはじめたのだから、やめるのはもったいない。誰もが同じように考え、自分の心を無視して続けてしまうこともあると思う。

しかし今回2つの大きな決断を短い時間でしたことで、自分の中で何かを続けるのか。やめるのか。その基準が分かった気がするので、今日はあなたにシェアしたいと思う。

それでは早速、書いていこう。

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通う足どりが重くなったら、やめるサイン

ボイストレーニングも、ギターも。今思えばきっかけは、レッスンに通うことが「おっくうに」なってきたことだった。

これは、自分が本当に心からワクワクすることと比較すると、その違いがよくわかる。

たとえば、最近僕が週3、4日と通うプール。僕がプールに行く時の足どりは、とても軽い。というか、行きたくてたまらない。先日ブログにも書いたが、体調が多少悪くても行ってしまうし、娘から止められてもいってしまう。「行きたい」という気持ちがとても強く、それに引っ張られるように行ってしまう感覚だ。

一方、ボイストレーニング、ギターははじめの頃はワクワクしていたが、次第に「行くのがおっくうだな」と思うようになっていった。簡単にいうと、行くのがめんどくさいと思うようになっていった。

もちろん、行くのがイヤではない。しかし、「行きたい!」という気持ちとは違う。プールをはじめてから、より一層この感覚の違いに戸惑うようになった。

しかし、せっかくはじめたボイストレーニングとギター。ここでやめるのは惜しい。それが僕の「頭」が言っていることだった。もっともだ。だからこそ、すぐにやめるという決断を僕はできなかった。

ボイストレーニングは違和感が強かったので、比較的早くやめる決断ができた。一方、ギターはこの判別がむずかしかった。なぜなら、曲を少しずつ弾けるようになっていたから、少しずつ楽しくはなっていたからだ。

あと、僕はいつか作曲をしてみたいと考えていたから。ボイストレーニングはまだしも。ギターまで失ってしまったら、僕はどうやって作曲したらいいのだろう。そんな不安から、ギターは最後まで、悩んでいた。

ギターをやめるきっかけは、家族の反対

そんなおり、別の形でサインはあらわれた。妻からギターについて、「今じゃないんじゃないのか」と言われたことだ。

僕のセミナー活動やプールに通うことについて何も言わない妻が、ギターを止めてくる。これには必ずそれなりの理由があると思った僕は、妻とこの件でコミュニケーションをとることにした。

話をしてみると、(ここからは僕の推測だが)妻は僕の熱意のなさを感じ取っているようだった。おそらくだが、彼女は僕がギターに注いでいる情熱が本物じゃないことを見抜いていたように感じる。彼女は僕が本気の時は何も言わないか、止めないからだ。

僕は、少し悩んだ。問題は、ギターを本気でやりたいかどうかだ。心からやりたいと思うことであれば、家族が反対したとしても、僕はギターを続けるつもりだった。しかし、その時僕は思った。

「もし僕の人生に本当にギターが必要であれば、こうした障害があらわれるだろうか?」ということだ。

今の僕の持論は、「人生にがんばりはいらない」というものだ。自分らしく生きていれば、人生は障害やハードルなく、スムーズに進んでいく。僕は今までの経験から、そのことを確信している。

そう考えた時、「ギターをやめよう」とスッパリ決めることができた。

そう。もし本当に僕の人生にギターが必要であれば、妻から反対されることもないはずなのだ。なぜなら、セミナー活動やプールに関しては実際、何も言われていないからだ。「残業ゼロ」をはじめる時ですら、妻はありがたいことに、僕を止めなかった。

つまり、心から本気で何かに取り組む時。その時は、障害はあらわれないということだ。まわりからどう見えるかは別として、少なくとも、自分はそれを障害とは感じない。

ここで学べることは、自分が障害と感じる事象があらわれた時には、自分が「本気でそれをやり続けたい」と思っているのか。自問自答してみたほうがいいということ。そのうえで、もし心から「これはやるべきだ」と感じるなら、誰がなんと言おうと、それを貫けばいいと僕は思う。

まとめ

何かを続けるか。それをやめるか。その判断基準は、自分が心からそれをやりたいという情熱があるかどうかだ。

一つの基準は、それに行こうとする時(たとえばレッスンに向かう時)、足どりが軽いかどうか。「おっくうだな」とか、「めんどくさいな」と思うようなら、情熱がない可能性が高い。

もう一つは、障害があらわれるかどうか。

どんな形であれ、あなたの前に障害があらわれ、それを続けることにがんばりが生じるようなら、自分に情熱が本当にあるのか。自問自答してみたほうがいい。

もし自分に情熱がないことがわかったら、スパッとやめることだ。「もったいない」と思うかもしれないが、情熱がないのに続けるほうが人生もったいない。

もし心からそれをやりたいと思ってるなら、それはどんな困難があっても、続ける道を選択していい。

いずれにせよ、大切なことは、自分の情熱で判断すること。頭で判断しないこと。

あなたの人生が情熱で溢れることを祈る。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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