心屋仁之助さんの「一生お金に困らない生き方」を読んでから、一年かけて僕の人生が大きく変わってしまった話を先日まで書いてきて、一旦昨日で完結しました。
今日からは僕がゼロからタスク管理を専門分野として築き上げてきた経験をふまえて、サラリーマンが専門分野を作っていく方法について書いていきたいと思います。
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自分には「人より優れているものは何もない」と思っていた昔
このエントリーを読まれている多くの人がきっと、「自分には特別な才能はない」と思ってるのではないでしょうか。
そう思われるのは当たり前です。僕自身も昔そう思っていたので、よくわかります。
僕自身、ずっと続けてきたことはありました。中学生くらいから続けてきたテニスです。
大学では体育会に所属し、それなりの努力をしました。しかし自分が思うように上手くなれず、自分の中でテニスは得意分野と呼べるものではありませんでした。
自分の人生の大半を注いできたテニスが自分の得意分野になっていない。そんな経験から僕は、「自分には人より優れているものは何もないな」とずっと思ってきたのです。
「カッコイイから」という理由で日本経済を学び始めるも挫折
しかし「ない」と言っていても仕方ありません。
読書をしていると、「ビジネスでは得意分野を持っている人が強い」とたくさんの本に書いてありました。素直な僕は、得意分野を作ることにしたのです。
では何をやろう。
数多のビジネス書では「自分が興味があること、好きなことをやろう」と書いてありました。そのアドバイスは今思えば的確でした。
しかし当時の僕は「カッコイイから」という理由で、日本経済を勉強することを決意します。
日本経済に詳しいビジネスマンって、「デキる」感じがするじゃないですか。自分のキャリアにも役立つかなぁとも思い、勉強し始めたのです。
それから経済に関する書籍をたくさん読むようになりました。経済のインプットはそれなりにおもしろかったですが、どうもしっくりと理解できないんですね。
当時やっていたブログ(今の前のブログです)でアウトプットをする時も、ものすごい苦痛だったのを覚えています。今思えばですが、そこまで日本経済に興味がなかったのでしょう。
日本経済を専門にすると決めていたから仕方なくやっていただけで、興味があるテーマでもなく、得意なテーマでもなかったので理解も遅い。理解があまりできていないから、ブログでのアウトプットも苦痛。
そんな流れができていました。
そんな感じで、いつの間にか自然と日本経済について僕はブログを書かなくなっていきました。
そんな中、出会ったのがタスク管理でした。
専門分野を作るなら「得意なこと、好きなこと、今必要なこと」をテーマにしよう
タスク管理に出会ったのは、自分の当時の長時間労働がきっかけです。
僕は昔からムダなことが嫌いな性質で、仕事でも効率を常に意識して働いてきました。
しかしそれでも当時は毎日仕事に追われているような状況で、何か打開策はないか、模索しているような状況でした。
当時は仕事術の本を貪るように読んでいましたが、その時出会ったのが佐々木正悟さんの「クラウド時代のタスク管理の技術」でした。この本を読んだ時、衝撃を受けたのを今でも覚えています。
この本に書いてある通りにタスク管理をすれば、きっと自分もうまく仕事をコントロールできるようになる。さらにタスク管理の場合、仕事をしている時間=タスク管理の実践時間となる。
そうです。マルコム・グラッドウェル氏著の「天才!成功する人々の法則」にある「一万時間の法則」にも当然早く到達できることにも気がついたのです。
「これは一石二鳥!」と思った僕は、こうしてタスク管理をはじめる決心をしたのです。
と、かっこよくまとめましたが、正直言うとタスク管理について言えば、はじめからこんな形で専門分野になることを予想してはじめたわけでもない気がします。
日々の長時間労働をなんとかしたい。そんな気持ちからスタートした気もするのです。このあたりは正直多少記憶が曖昧です。
ということで、もしこれから専門分野を作りたいとあなたが考えるなら。
少なくとも「カッコイイから」という理由や、他人の目線を気にして何かをはじめることはオススメしません。僕の日本経済と同じ失敗をしないようにしてください。
専門分野を築き上げるには、それなりの時間をかけて経験を積んでいく必要があります。となると、当然続けられなれければなりません。
あなたが得意なこと、好きなこと、今必要なことなら苦なく続くでしょう。しかし「学ばなければならない」がモチベーションだと、あなたの専門分野への道は苦行になるでしょう。
それでもいいとあなたが言うなら僕は止めません。でもそんなに苦労をしなくても、専門分野は作れるということをあなたに伝えたいのです。
なぜならタスク管理は結果的にあまり苦なく僕は専門分野にすることに成功したからです。
続きは明日以降お話しましょう。
今日からあなたにできること
専門分野を作るなら「得意なこと、好きなこと、今必要なこと」から選ぼう。
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