他人と自分を比べて落ちこむのは、「あの人には悩みがない」という幻想を見てるから

成功しているように見える人、すごい実績を出している人、仕事や人間関係がうまくいっているように見える知人・友人を見て、「今の自分は幸せじゃない」と感じて落ちこむ時もあると思う。
でもね、安心して。それは幻想だよ。今日はあなたの気分が少しよくなる話をしよう。
真実はこうだ。
あなたから見て、どんなに幸せそうに見える人も、成功しているように見える人も、実はみんなそれぞれあなたとは違う悩みをもっている。むしろ、今あなたが悩んでいないことに悩んでいることも多い。
ちょっと意味わからないかな?大丈夫、説明していくね。
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先日、世界的に有名なベストセラー作家と少人数の食事会に参加したんだ。
ベストセラー作家ご本人含めて全員で14人という少人数の会食だったんだけど、会社員は僕一人。僕以外は本当に多種多様な職業の方が参加していた。
当日は食事をしながら全員がベストセラー作家さんに質問をしていくことに。そうして集まった人それぞれが自分の悩みをどんどん相談していくわけだけど、おもしろいことに、僕からみてすごい実績を出しているように見えたり、経済的に成功しているように見える人も、みんなそれぞれ悩みをもっていたのね。
たとえば、経済的に成功している人は、人間関係、夫婦関係にものすごく悩んでいたりする。人によっては、パートナーとの関係も良好、経済的な面も含めて全て手に入れているように見えるのに「退屈」と言っている人すらいた。
パートナーがお金を稼いでくれていて、自分は好きなことだけして生きてることに「罪悪感がある」と言っている人もいた(なんとうらやましいw)
そう。僕達から見てどんなに恵まれているように見える人達も、みんなそれぞれの課題、悩みがあるということなんだ。
みんな悩んで生きてるという意味では、「みんな一緒」なんだよね。
そうして「みんな一緒」と思えば、他人を「うらやましい」とあまり思わなくなる。あの人はお金持ち、成功してるように見えるけど、僕達と違って人間関係、夫婦関係に超悩んでるかもしれないと思えば、「うらやましい」と思わなくなると思わない?
そう。だから誰かを「うらやましい」と思ったら、「あの人はきっと、僕が悩んでいないことで悩んでいるんだな」とただ思えばいいんだ。
僕達にないもの(たとえば、お金、実績)をもっているように見えるあの人は、僕達がもっているもの(たとえば、良好なパートナーシップ)が「ない」と悩んでいる。あなたが「うらやましい」と思っているあの人は、あなたのことを「うらやましい」と思っている可能性も十分あるってことに気づいてほしいんだ。
ようするに、みんな「無い物ねだり」をしてるってこと。
だから他人と自分を比べて落ちこむ必要なんてないんだ。今自分にすでにある豊かさに目を向けよう。
僕達がもっているものは、あなたがうらやましいと思うあの人が、必死に手に入れたくても手に入れられないと悩んでるものだということに気づこう。
以下の記事を読むと、今自分にある豊かさに気づけると思うからぜひ読んでみてね。
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この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。