不安を原動力に行動している限り、一生安息は訪れない

今までどれだけ、不安を原動力に行動してきたのだろう。

自分の思考を意識するようになって、このことがよくわかるようになった。

なにかあると、すぐによくないイメージが頭に思い浮かぶ。

たとえば、妻からLINEの返事が返ってこないと、「なにか怒ってるのかな」と考える。

お金をたくさん使っていると、「いつかお金がなくなったらどうしよう」と考える。

会社で自分を貫いていると、「そのことで評価が下がったらどうしよう」と考える。

今はすぐに気持ちを切り替えられるようになったけど、昔はこうした考えがひっきりなしに頭に飛びこんできて、今思えばずっと不安の声に苛まれていた気がする。

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そして僕はこうした不安を原動力に、30年余りの人生を過ごしてきたのだ。

こうした不安を感じないように、行動してきた。

世の中で「正しい」とされることをずっとやってきたのだ。

将来「いい会社」に入れるように、受験勉強もがんばった。今思えば就職活動に役立つことも考え、大学では体育会のテニス部に入った。

人に認められるために、テニスも(自分なりに)必死にがんばった。

会社に入って、一生懸命働いた。行きたくない飲み会もたくさん行った。ゴルフコンペも。みんなと同じように、上司にペコペコした。同僚に批判されないように、まわりが残っていれば一緒に残業もした。評価されるために、自分の個性を殺してまわりに合わせようとした。

この全ての原動力は、「不安」だった。

がんばっていないと、将来「いい会社」に入れないから。

「いい人」でいないと、嫌われるから。

上司や同僚とあわせないと、評価を下げられるから。

今思えば、自分の頭に浮かぶ不安を感じたくなくて、必死にがんばってきたのだと思う。

でも問題は、こうして不安を原動力に行動している限り、一生安息は訪れないことだ。

ムリして自分を殺してがんばって生きたところで、不安の声は消えない。そのうえ、ムリして生きているから、つらい人生になる。

不安に苛まれ、さらに頭の外にはつらい現実。今思えば、よく30年あまりこれでがんばってこれたと思う。

そして今、僕はこの世界を卒業しようとしている。

それは、「不安の声は真実ではない」ということがよくわかったからだ。

不安の声は、僕達が幼少期に周囲の大人達から植えつけられた考えにすぎない。そう。僕達の周囲の大人達も、僕達と同じように不安だった。だから僕達が安全に生きられるように、僕達を育てた。

たとえば、勉強だ。少なくとも、僕は勉強は好きではなかった。でも、「いい会社」に入るためには、「いい大学」に入ること。これが僕の幼い頃の「正解」だった。「いい会社」に入らないと、「いい生活」は手に入らない。

この不安を原動力に、僕はその後「正解」のレールを歩んでいったのだ。自分の内なる声を無視して。

しかし大人になり、色々と学び。僕は、「不安の声は真実ではない」ということを理解した。今の僕は、人生はただ自分の気持ちに素直に生きていけばいいことを理解した。

だって自分の気持ちに素直に生きていくことは、自分らしく生きていくことだ。それで人生がうまくいかないわけがない。だってそれで人生がうまくいかなかったら、僕達はただガマンして、つらい思いをするために生まれてきたことになる。

そんなこと、あるわけない!僕達は幸せに人生を楽しむために生まれてきたのだから。僕はそう確信している。

不安の声はゼロにすることはできない。少なくとも、今の僕にはそれはできない。でも、対処の仕方を学ぶことで、すぐにかき消せるようにはなる。そう。救いは不安の声は訓練で対処ができるようになるということだ。

その一つの方法は、楽しいこと、自分の心があたたかくなること、ワクワクすることに焦点を当てることだ。

たとえば、僕は娘の写真を見たりする。そうすると、つい微笑んでしまう。安心が訪れる。また、お風呂に入って気持ちよくしてれば、不安の声はかき消される。おいしいコーヒーを飲んだり、セミナーのことを考えたりする。

そう。原動力を不安ではなく、自分のその時の気持ちにすればいい。具体的には、「やりたい」、「楽しい」、「気持ちいい」。こうした感情で行動すればいいんだ。

それが自分らしく生きることで、僕達がハッピーに楽しく生きていく秘訣なんだ。

大人になった僕達は、もう不安を原動力に行動しなくていい。

自分が楽しいと感じることをどんどんやっていこう。不安の声が頭に生まれても、無視すること。それは真実ではないのだから。植えつけられた昭和の価値観だ。不安の考えが浮かんでも、楽しいこと、ワクワクすることに意識をうつすこと。

僕も今訓練しているように、不安の声には練習すれば、いずれうまく対処できるようになる。

不安の声に騙されないで。もう僕達は自分らしく生きていい。

自分の気持ちに素直に生きて、自分の人生を取り戻していこう。

僕はちょっと先で、あなたを待ってる。

不安の声へ対処する方法をもっと知りたければ、こちらの記事も読んでみて。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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