何かをやっていて、ワクワクしない。自分の中で、楽しみの気持ちがわいてこない。違和感を感じる。
そんな時は、思いきって、それをやめてみる勇気を出すことも大切です。
たとえば僕の場合。ここ半年くらい習っていたボイストレーニングを一旦やめてみることにしました。
ボイストレーニングをはじめた時の記事がこちら。
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理由はシンプルで、自分の中で違和感を感じるようになったからです。とても小さい声なので、耳をすまさないとわからないくらいなのですが、レッスン中も「どこかちがう」という感覚を感じるようになりました。
自主トレーニングも思うように進まないことも、やめる後押しになりました。ボイストレーニングを家でやることに抵抗があった自分は、カラオケボックスで自主トレをするという仕組みを作りました。そうすれば、他人の目を気にせず思い切って練習することができます。
しかし、どうもカラオケボックスに足が向かっていかないのです。もちろん、無理をして練習することはできます。しかし僕は自分の気持ちに素直に生きていたい。足がカラオケボックスに向かっていかないなら、それは少なくともその時はやりたいことではありません。それなら、「やったほうがいい」かもしれないけど、僕の生き方に反します。そんな感じで、全く自主トレができずにレッスンに向かうことが2ヶ月続きました。
ブログでも、ギターでもなんでもそうだと思いますが、自分が「やりたい」と思うことなら、無理をしなくても勝手にある程度はやってしまうものです。2ヶ月間、少なくとも一度も自主トレをしようと思わなかったということは、少なくとも今の自分はそれをやりたいと思っていないのです。
それでも、僕は将来ギターを弾きながら歌いたい。ライブをしたいと思っているので、レッスンだけでも続けていました。それだけでも、効果はあると思います。しかし、レッスンに行く足取りも決して軽くないのです。冒頭に書いたように、正直あまりワクワクしないのです。「楽しみだなぁ」と思えない自分がいました。
こんな状態でレッスンを受けるのは、相手にも失礼です。そして何より、自分に失礼だと思いました。魂、情熱がないことはやらない。それは僕の今の生き方であり、自分の中の違和感、声が無視できないとレッスンを受けていて思ったのです。
なので、自分の気持ちをそのまま先生にはお伝えし、「しばらく自分の気持ちと向き合いたい」と伝えました。また少なくとも「やりたい」と思えるようになるまで、少しお休みすることにしました。
何かをやめることは、勇気がいることです。サンクコストとも言われますが、せっかく時間をかけて続けてきたこと。やめることは、もったいないと思ってしまいます。僕自身も、将来自分が目指していることを考えると、今ボイストレーニングをやめるべきではないという結論になるかもしれません。
しかし、そこに自分の気持ちがないなら、それはやめていいのです。少なくとも、今ではないということです。もし本当にあなたにそれが必要なら、その時が必ず訪れます。
僕達が自分らしく幸せに生きていくには、自分の気持ちにとにかく素直に生きていくことです。自分の気持ちにしたがえば、道を間違うことはありません。だって、自分らしく生きているわけですから。
やりたいと思ったことは、やる。やりたくないことは、やらない。人生はとてもシンプルなのです。必要なことは、そのように生きる勇気なのです。
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