上司から「仕事が遅い」と言われなくなる、「デッドラインコミュニケーション」–「残業ゼロ」の仕事術

自分としては仕事のスピードにそこそこ自信があるのに、上司から「仕事が遅い」と言われた経験って、ない?

これね、実は仕事のデッドラインを共有してないから、起きる現象なんだ。

つまりね、仕事を上司から依頼された時に、「いつまでにこれを仕上げたらいいですか?」と確認してないと起きる現象なのね。

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上司があなたの仕事を「遅い」と思ってる時って、あなたの仕事の提出日と上司の頭の中の提出日にギャップがある時なのよ。

たとえば、上司としてはその仕事を1週間くらいで仕上げてほしかった。なので、「なる早でよろしく」と伝えたつもりだった。

でも、あなたも他の仕事で忙しい。自分としては「なるはや」でやったつもりだった。それが、2週間後だった。

この場合、あなたにとって「なるはや」の2週間でも、上司にとっては「遅い」という評価になってしまうわけ。

そう。もちろん僕から言わせるとデッドラインをはっきり言わない上司に問題があると思う。でも、そんなこと言っててもしかたない。

だから、自分からデッドラインを確認しにいくことが大切になるわけだ。

自分から、「いつまでに仕上げればいいですか?」と上司にきちんと聞く。そうすれば、お互い無用なストレス、すれ違いがなくなるというわけ。

それでね、仕事のデッドラインを共有するメリットはもう一つある。

それはね、上司から指定されたデッドラインから、その仕事に求められる完成度がわかるということ。

僕も部下をもつ立場だからわかるんだけど、部下から仕事を受け取った時、「こんなに丁寧にやる必要なかったのに」と思うことがあるのね。

ほら、仕事の質よりスピードを優先してほしい時ってあるじゃない?

上司からすると、仕事の質は60点いいから、「とにかく早く仕上げてほしい」という時があるのよ。

それも上司が部下にきちんとその思いを伝えればいいんだけど、そのニュアンスがうまく伝わらない時がある。

そうすると、お互い不幸なことになるわけ。

部下は本来60点の完成度でよかった仕事を余計に手間暇かけて80点の完成度に仕上げる。

上司からすれば、その80点の仕事は過剰品質、かつ、「仕事が遅い」と感じてしまうわけ。

これはまさに、お互いにとって不幸だよね。

で、この事態はお互いデッドラインを確認することで防ぐことができるわけ。

たとえば上司から仕事を依頼された時に、自分としてはその仕事に2週間かかると想像していたとする。

そこで上司からデッドラインを「1週間」と言われたら。

自分が想像してる仕事の完成度が上司のそれより高すぎるなとわかるわけ。

その時は、「1週間なら、こうしたイメージで仕上げることになりますがよろしいですか」と確認すればいい。

上司は「その通り」と言うかもしれないし、「いや、もっと完成度を高めてほしい」と言ってくるかもしれない。

その時は、「それなら、この仕事には2週間必要です」と伝えればいいんだよね。

これこそがまさに上司と部下の本来あるべきコミュニケーションで、デッドラインを共有すると、それが簡単にできるというわけ。

ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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