ノウハウは時系列で書かれているほうが取り組みやすい-「勝間式食事ハック」を読んで感じたこと

最近食事を変えようとしていることは昨日書いたが、その一環で昨日勝間さんの「勝間式食事ハック」を早速読んで研究をはじめた。

結論から言うと、「勝間式食事ハック」はとてもいい本だった。

「なぜ食事を変える必要があるのか」という話からはじまり、具体的にどうやって食事を変えていけばいいのか。

勝間さんが実際に使っているオリーブオイルや塩など、具体的な品名まで書いてくれていた。

ここまで書いてあると、読者は行動がしやすい。

たとえばオリーブオイルを使ったほうがいいと書いてあっても、僕なんかは「どれを買ったらいいの?」と悩んでしまって、そこで自分で調べるのがめんどくさくなって「行動保留」となってしまう。

勝間さんのように「私は何を使っています」と答えを具体的に書いてくれると、アマゾンでポチるだけなので、行動できるというわけだ。

一方で、昨日勝間さんの本を読んでいてあらためて感じたのは。

本のノウハウは著者が変わっていったプロセス通り時系列で書かれていた方がいいな。

そんなことだった。

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いきなり「ホットクック」は買えない

どういうことかと言うと。

全員がそうとは言わないが、少なくとも僕は読書は行動するために読む

たとえば勝間さんの「勝間式食事ハック」を読んだのは、自分の食事を変えるためだ。

だからこそ、僕が本を読み終えて、行動を移せるようなノウハウが書いてることを期待して読むわけで。

で、実際「勝間式食事ハック」には、さっきも書いたが。オリーブオイルや塩をはじめ、具体的に何を買ったらいいのか。どう調理したらいいのかなど、具体的に書いてあった。ここはこの本のすごいいいところだ。

一方で、これは僕だけかもしれないが。

たとえば「ホットクックを買おう!」と書いてあっても、さすがの僕もいきなり数万円もするホットクックをいきなり買おうとは思えない。

買った方がいいことはよくわかる。でも、まだ何もはじめてないし。

少なくとも、まずドレッシングをオリーブオイルに変えてみてみたいな感じで。少しずつ自分の食事を変えていき、効果を実感できたらホットクックに投資する。

そんなふうに、ステップを踏んでいきたいと僕は感じるタイプだ。

だからこそ、あくまで僕にとってはだが。ノウハウは時系列で書いてあるといいなと思った。

時系列で書かれていないと、行動できない人が一定数でてくる

おそらくだが、勝間さんも「食事を変えよう」と決意した時、いきなりホットクックを買ってはいないと思うのだ(勝間さんならもしかしたら買ってるかもだけど)。

おそらく最初は食事に関する本を読みあさり、食事をサラダなどに中心にし、そうしたプロセスを経てホットクックに投資したりという風に。徐々に進化していったのではないかと思う。

なぜそう思うかというと、僕もタスク管理をはじめた時はそうだったが、大抵の人は何かをはじめる時に少しずつ、段階を踏んではじめていくものだからだ。

だったら本のノウハウも著者が小さくスタートして、変わっていくプロセス通り書いてあげると、読者にとっても取り組みやすくなるし、先(未来)が見通せるようになって行動しやすくなるのではないか?

自分が食事を変えるスタート地点に今立っていて、あらためてそう感じた。

本のノウハウって、必ずしも著者が変わっていったプロセス、時系列順にノウハウが並んでいるわけではない。

そうすると、たとえば「勝間式食事ハック」の場合、読者によっては自分がホットクックを買わないと「何もはじまらない」と感じてしまい、結果的に本を読んでも何も行動できずに終わる。

そんな人も一定数でてくるのではないかと感じた。

まとめ

もちろん、著者と読者は同じ人間じゃないから、たとえ時系列でノウハウが書かれていたとしても、著者のプロセスをそのまま真似ることはできないだろうし、真似たところで全く同じ効果が得られるとは限らないだろう。

それでも、もし時系列でノウハウが書かれていれば、「勝間式食事ハック」の本を読んで「ホットクックを今の自分に買うことはできないので、この本に書いてあることは何もできない」と感じることはなくなるのではないか。

ノウハウは著者がスタートしたところから、時系列に書いてあげたほうが、読者もそのノウハウを試しやすくなる。

あらためてそう感じ、僕の次の本はそんな書き方をしたい。

そんなふうに感じた1日だった。

最後に。「勝間式食事ハック」はとってもオススメなので、もし君も食事を変えることに少しでも興味があったらぜひ読んでみてほしい。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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