文章をスラスラと書けるようになる3つの秘訣-ジュリア・キャメロン著「あなたも作家になろう―書くことは、心の声に耳を澄ませることだから」より

最近読んだジュリア・キャメロンの「あなたも作家になろう―書くことは、心の声に耳を澄ませることだから」には文章を書くヒントがちりばめられていた。

とても感動したし、事実、これから書いていくが、彼女の文章の書き方を実践することで、今までよりずっとスラスラとこうして文章を書けるようになった。

なのて、彼女のエッセンスをこの記事でシェアしたいと思う。

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アイデアは自ら考え出すものではなく、「降ってくるもの」と捉える。

まず、アイデアは自ら考え出すものではなく、「降ってくるもの」という彼女の発想はいいなと思った。

そういえば、僕の好きな作家エリザベス・ギルバートも以前同じようなことを言っていた。

この「アイデアは降ってくるもの」と捉えることになんの意味があるのだろう?と君は思うかもしれない。

この捉え方は、僕達を救ってくれるのだ。

「アイデアは、自分で考え、ひねりだすもの」と考えていると、いつも僕達がしているように、文章を書く前にアイデアがないとウンウンうなりながら一生懸命アイデアを考えないといけなくなる。

これは苦しい。

でも、「アイデアは降ってくるもの」ととらえていれば、もっとリラックスして、アイデアが自分に降ってくるのを待つことができる。

そう、もうウンウンと考える必要はないんだ。

そうは言っても、アイデアが降ってこない時はどうしたらいいんだって?

ジュリア・キャメロンは「アーティスト・デイト」をしようと提案している。

週に1日の「アーティスト・デイト」から学べること

「アーティスト・デイト」とは、簡単にいえば、1週間に1日、自分が興味があること、たとえば見たい映画を見にいく、行きたかったお店に行ってみる、友達と会って話をするといったことをしてみる習慣のことを指す。

ジュリア・キャメロンはアーティスト・デイトを「楽しいことを探すためにする一人の遠足」などと表現している。

アーティスト・デイトのポイントは、インプットをすることだと僕は思っている。

ある作家が「アイデアが湧いてこない時は、誰かと話をしたり、本を読んだり。そうしたインプットをしなさいというサインだと考えている」という趣旨の発言をしていた。

この考え方に僕も賛成で、アイデアが降ってこない時は根を詰めて考えるのはやめて、本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたり、なんでもいいが、インプットすることにつとめるといいんじゃないかと思う。

少なくとも今僕はそれでうまくいっている。

その他にも、ジュリア・キャメロンの文章の書き方は僕にとって大きな影響を与えてくれた。

「耳を澄まして、それを書きとめる」という発想

彼女は文章を書く時、「耳を澄まして、それを書きとめる」という表現をしていた。

そのうえで、細かい表現は本書に譲るが、基本的に編集をせずに、頭に浮かんだアイデアを一気に書きあげてしまうことが大切と語っていた。

文章を書く時に、「削除」のキーは邪魔ものだとも言っていた。

これはつまり簡単に言えば、完璧な文章を一気に書き上げようとせず、とにかく頭に浮かんだ言葉をそのままどんどんつらつらと書き出していこうということだ。

編集はあとで行えばいい。とにかく文章をキレイに整えようとせず、どんどん書き出していくことを提案している。

この発想は先日僕が書いた記事と同じだったので、これには驚いた。

そしてこの耳を澄ませて、頭に浮かんだアイデア、言葉をひたすら書き出していくという発想は本当に秀逸で、翌日から僕はこのやり方を実践してみたが、たしかにほぼノンストップで文章を書くことができている。

これはすごい!

どれだけ「キレイな文章を書こう」という思考が僕が文章を書くことを阻害していた、邪魔をしていたのか。

この書き方を取り入れてから実感することになった。

まとめ

長くなったが、まとめると、文章をリラックスしてスラスラと書く秘訣は次のようなものになる。

  • アイデアは降ってくるものという前提で捉える。
  • アイデアが降ってこない時は、興味があること、楽しいことをインプットする。
  • 自分が思ったことをつらつらと書くようにとにかくひたすら頭に浮かんだ言葉を一気に書いていくようにする。編集はあとで行う。

本書は作家になりたい人はもちろん、文章をスラスラと書きたいと願う人なら絶対読んだほうがいい一冊だ。

ぜひ読んでみてほしい。

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この記事を書いた人

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滝川 徹

タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。

その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。

2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。

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