仕事の先送りを防ぐコツは、「タスクに着手するタイミング」にある–時間から自由になる生き方を見つける方法

先日の記事では、仕事の計画を作る時に1日を2時間毎に区切ることをオススメしました。

タスク管理では「セクション」と呼ばれる概念です。

9時〜17時まで8時間仕事をするのであれば、8時間を2時間毎に分けて考える。

それぞれの2時間でどんなタスクをこなしていくのかを考えた方が、計画を立てやすいという話を書きました。

その記事はこちらです。

今日はもう一つ。仕事の計画を立てる時に大切な考え方をお伝えしましょう。

それは、脳のエネルギーが豊富な早い時間帯、つまり午前中にできるだけ頭を使うタスクを入れることです。

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理由は簡単で、脳のエネルギーは時間の経過とともに消耗されていくからです。

イメージでいうと、朝起きてからそれは始まっています。

顔を洗ったり、何か考えたりすることでも当然脳を使っていますから、起床直後からどんどん脳のエネルギーは消費されていくのです。

たとえて言うなら、お風呂の湯船が満杯になっているのが起床直後です。

朝目覚めた時から、バスタブの栓が抜かれます。時間の経過とともに、どんどん水がなくなっていく。そんなイメージです。

そしてさらにいうと、頭を使うことに取り組むと、さらに脳のエネルギーを消耗します。

たとえば、朝ブログの記事をこうして書けば、ただボーッと時間を過ごすよりも脳のエネルギーを消耗するわけです。

もう一つ、脳のエネルギーの話で重要なことがあります。

それは、脳のエネルギーが枯渇すると、タスクを先送りしやすくなるということです。

たとえば僕自身、夜の21時にブログを書こうとしたら「翌日でいいや」と先送りしてしまうことでしょう。これは当たり前で、夜の21時には疲れきっているからです。

脳のエネルギーもカツカツで、意欲、意思力もほとんどないわけです。こんな時間帯に労力を使うことに取り組むのは現実的に困難ということになるわけです。

逆にいうと、何かに確実に取り組みたいなら、朝一番に取り組むということです。

朝一番は、脳のエネルギーが豊富にあります。この時に何かをしようと思えば、先送りされる可能性は低くなります。

少なくともこの時間帯に取り組めないのであれば、理論的には1日のうちに取り組める時間帯は他にないということになります。

たとえば、ブログを毎日書くという習慣を作りたいなら、できれば朝起床直後、少なくとも一番はじめにやることにすることです。

僕自身も会社に出勤する前に毎朝ブログを書くようにしています。そうすることで、毎日こうして継続して書くことができているわけです。

つまり、たとえば1日の仕事の計画を立てるなら。早いセクションにできるだけ重いタスクをもってくるということです。

企画書を作ったりするような頭を使うタスクだったり、「やりたくないなぁ」と気が進まないタスクに確実に手をつけたいなら。

9時〜11時の間にできるだけそれらに取り組むようにするのです。

とにかく、脳のエネルギーが豊富な時間帯にできるだけ重いタスクをもってくる。

このことを意識するだけでも、仕事がどんどん前に進むようになるはずです。

明日以降、今日の記事を前提にセクションでのタスクの作り方をもう少し説明していきます。

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ということで、参考にしてほしい!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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