やぁ、みんな!
世界中が待ち望んでる僕の次の本だけど、今ちょうど佳境にいるところで、なかなかおもしろい展開になってきた。
現状を簡単にお伝えすると、本の原稿を完成していて、今出版社に持ちこんでるところだ。
現時点で7社にアタックし、6社からはdecline(一言で言えば「ボツ」さ!)された(残りの1社は引き続き検討してくれている)。
ありがたいことに、decline(却下)された1社は、企画を練ればチャンスがありそうだ。ということで、今は再度企画を練り直そうとしている。そんなところだ。
今回7つの出版社とやりとりをしていて、出版業界について自分なりに学ぶことがたくさんあったので、今日はこの体験をシェアしておこうと思う。
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実績がなかった僕が打ち出した作戦
君も知っての通り、今の出版業界は不況だ。
巷では、Twitterのフォロワーが3万人くらいいないと(つまり、それくらい実績がないと)商業出版はできないと言われている。
そんな実績もない僕は、まず本の原稿を仕上げて、その中身で勝負するという作戦に出た。
自分の原稿を読んでもらい、「これは売れる」と編集さんに思ってもらうことができれば、商業出版ができるのではないか。
簡単な道のりではないことはわかっていたが。僕はこの方針を胸に、原稿を仕上げて編集さんに見てもらおう。
そんな作戦を打ち出したのだった。
原稿は思ったほど読んでもらえない
原稿を仕上げ、何社かは知人を通し出版社(編集者)を紹介してもらい、何社かは自分でホームページを通していわゆる持ち込みをした。
正確に言うと、(現時点では)5社は知人を通したもの、2社は持ち込みによるものだ。
現時点でやりとりをしたのは6社となるが、その6社とのやりとりで感じたのは、原稿は思ったほど読んでもらえないということだった。
まず、ホームページを通して持ち込んだ2社は企画書しか見てもらえなかった(まぁ、ここは予想通りだ)。
知人を通した5社についても、(知人を通してやりとりしているので正確にはわからないが)おそらく2社くらいしか原稿は読んでもらえていないと思う。
今回何人かの編集者とやりとりしていて感じたのは、彼(彼女)らにとって大切なのはまず「企画書」なのだ。
その理由は、おそらく2つある。
一つは、単純に編集者は忙しく、時間がないこと。さらに、持ち込みもきっとたくさんある。彼(彼女)らには時間がない。だから、「まず企画書を見る」ということになる。
もう一つは、(これは僕は懐疑的だが)企画者を見れば原稿を読まなくても「(その本の価値が)大体わかる」と言うことなのだと思う。
実際、「原稿が仕上がっている」と編集者に伝えても、「まず企画書を見たい」と言われることも多かった。
僕からすれば、「原稿を見なければその本の価値なんてわからないだろう」と思うのだが。編集者は「まず企画書を見たい」というのが基本スタンスだということがわかった。
これから商業出版を目指す人は、原稿を仕上げても、なかなか見てもらえないということ。編集者にとっては企画書こそが大切だということを覚えておこう。
思ってたほどは、「実績」は問われない
出版社とやりとりをしていて感じたのは、僕が思っていたほどは「実績」は問われないということだ。
(ラッキーなことに)原稿を読んでもらうことができ、declineをもらった2社からは。実績よりも、本の企画自体に言及をされた。
僕の本にはタスク管理のノウハウが書かれているのだが、一言でいうと、「読者の悩みをより簡単に、よりシンプルに解決できる方法を書いてほしい」と言われたのだ。
逆に言えば、ここをクリアすれば、商業出版も可能かもしれないと思えた。実際、1社についてはこれから企画を練り直し、再度検討してもらうつもりだ。
もちろん、「実績は必要ない」というつもりはない。
事実、(丁寧なトーンではあったが)「もう少し実績が必要です」と言われた編集者もいた。
ただ、ここまで書いてきたように。全員からそう言われたわけではない。
「実績がなければ商業出版はできない」というわけではないことがわかった。
これは僕にとって大きな希望となった。
新たなる希望
ということで、ここまでが簡単な現況となる。
これから可能性がある1社への再チャレンジに向けて、企画を練りなおそうと思う。
その再チャレンジがダメなら、またさらに何社かにアタックするつもりだ。
それでもダメだったらどうするかって?
そんな時は、自分でKDPで出版すればいいと思っている。
ということで、また進展があれば、君に報告しようと思う。
それまで楽しみに待っていてくれ!
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