執筆のモチベーションを維持するには定期的に他者からフィードバックを受けること

出版予定の本ですが、いよいよ最終章の1/3が終わりました。
7月末に出版が決まり、そこから本の章立てを考え、コツコツ毎日執筆してきました。
正直、けっこうキツかったです(まだ終わってませんが・・)。
僕はほぼ毎日ブログを書いているので、執筆も割と簡単にいくだろうと思ってました。意外にも苦労した理由は、モチベーションを維持することでした。
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執筆はブログと違って短期的な報酬がない
僕がブログと執筆とでまるで違うと思うのは、モチベーションの維持についてです。
ブログの場合、書いて投稿をすると、その日中に読書の方から一定の反応があります。facebookで「いいね!」をもらったりすると嬉しくなるものです。そうした短期的な報酬があるのです。
しかし執筆の場合、実際に本が世に出るまで誰も「いいね!」はしてくれません。それなりの長期間、一人でもくもくと書いていく作業になります。
最終的に本になるというご褒美がゴールにあるとわかっていても、執筆中はゴールが遠すぎて見えないのです。
出版が決まってるのにこの状況ですから、今思えば昔作ろうとしていた「小冊子」がなかなか進まなかった理由がわかりました。
章ごとに担当者さんに見てもらうことが大きなモチベーションになる
唯一の救いは、金風舎さんのご担当のフィードバックです。本をはじめて執筆する僕は、一章ごとに金風舎さんの担当者さんに原稿を送ってチェックしてもらうことを選択しました。
なにぶん執筆が初めてなもので、「原稿全部書いてからボツになってやり直し」という自体を避けるためにそうしてもらったわけですが、これは大正解でした。
執筆途中でフィードバックをもらえることが、モチベーションの維持にとても役立つのです。
ということで、これから執筆をはじめる方は出版社さんさえOKなら、章ごとに担当者さんに見てもらうことをオススメします。
また、自分の過去について書く場合は、その時代に一緒に過ごした人に読んでもらうのもありです。僕も昔の職場の同僚に一度原稿を見てもらいました。
自分の記憶が間違っていないかの事実確認を目的とするものでしたが、こちらも「いいね!」をもらえて励みになりました。
いずれにせよ最初の読者から「いいね!」をもらえると、大海で一人泳いでる中で一隻の船を見つけたような気分になります。その希望が、執筆を続けるモチベーションになるのです。
この記事を書いた人

滝川 徹
タスク管理の専門家・コンサルタント。Yahoo!ニュース、アゴラに記事掲載。
1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成し、およそ7時間の自由時間の創出に成功する。
その体験を出版した「気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。(金風舎)」はAmazon1位2部門を獲得。その後講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動をスタート。
2018年には順天堂大学で時間管理をテーマに講演を行うなど、月4時間だけ働くスタイルで個人事業で4年間で500万円の収入を得る。