最近つくづく思うのだが、人生にショートカットはないと思う。
たとえばいわゆる成功した人達の物語に耳を傾けてみれば、それは簡単にわかる。
彼(彼女)らのストーリーをよくよく聞いてみると、大きく変化する前に必ず地獄のような苦しみを味わい(たとえば離婚、仕事をクビになるなど)、そこから人生を切り開くために行動をスタートする。
そして数年の時を経て、彼(彼女)らはようやく花開く(ブレイクする)のだ。
僕達が彼(彼女)らのストーリーに興味を持つ一番大きな理由は、彼(彼女)の話を聞くことで、「自分がショートカットできる方法を見つけられる」と考えているからだと思う。
でも問題は、彼(彼女)らのストーリーの中で、苦悩や葛藤が全くなく、ショートカットして人生がうまくいったというストーリーは一つも見受けられないことだ(少なくとも僕はそんな話は聞いたことがない)。
これは何を指すのだろう。
そう。それは、「人生にショートカットはない」ということを指すのだ。
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誰かの成功法則を真似たとしても、同じ結果を得られるわけではない
なぜ人生にショートカットがないのだろう。
それは、僕達が唯一無二の存在だからだ。
誰かの成功法則を真似たとしても、同じ結果を得られるわけではない。
たとえば「イチローみたいになりたい」と思ってイチローと全く同じメニューで練習したとしても。僕達はイチローのようにはなれない。
それはこう書いてしまえば当たり前だが、僕達はイチローと同じ人間ではないからだ。
僕の大好きなリッチ・ロールの言葉を借りれば、僕達にはそれぞれの歌(人生のストーリー)がある。
もちろん、うまくいった人達の話を参考にはなる。でも、僕達は自分自身の、自分だけの歌を見つけて、それを歌わなければいけない。
それは今まで誰も歌ったことのない歌だ。
だから誰もその歌のことを知らないし、僕達は「自分自身でその歌を見つけなければならない」ということになる。
自分の歌を見つけよう
人生にショートカットない。
僕達の歌は、自分と向き合い、試行錯誤を経てようやく見つかるものだ。
このプロセス(自分と向き合い、試行錯誤する)自体が、僕達の歌なのだ。だからこそ、このプロセスを避けてショートカットすることはできないのだ。
僕達は自分自身の歌を見つけるためにきっと生まれてきた。
自分の歌を見つけて、それを歌おう。
それがきっと、また別の誰かが自分の歌を見つけるきっかけになるだろう。
(※)英語が読める人は、ぜひリッチ・ロールの以下の本を読んでみてほしい。素晴らしい歌が歌われているから。
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