「がんばらずに成功する方法」を探して–サラタメさんの「シン・サラリーマン」を読んで考えたこと

昨日本屋でサラタメさんという方が書いたシン・サラリーマンという本を見かけた。

実は僕はあまりサラタメさんを知らないのだが、彼はどうやらサラリーマンユーチューバーのようだ。会社員をやりながらユーチューバーをやっているようで、チャンネル登録者数はさっき見たら約67万人!すごい実績だ。

ということで、「どんな本なのだろう」とパラパラと立ち読みしてみると。内容はともかく、一番衝撃を受けたのが、彼が今の状態にたどりつくまで平日4〜5時間、土日に5時間ずつ、いわゆる副業に時間を投資していたことだ(正確な数字は忘れたが、こんなイメージだったと思う)。

君はこの数字(時間)を見てどう思っただろうか?

僕の感想だって?当然、「これはとても自分にはできない」だ。

きっと君もそうなんじゃないかな?

いや、もちろん正確に言えば、今の僕ならやろうと思えばできると思う。

でも犠牲になるものがあまりにも大きすぎて、とても無理だと思うんだ。

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昔の長時間労働の頃に逆戻りするような感覚

試しにサラタメさんのような生活を今の自分がしてみることをちょっと想像してみる。

まず、睡眠時間は今の8時間から毎日5時間くらいに減ってしまうだろう。

平日はもちろん、土日に家族と過ごす時間もほとんどなくなってしまうだろう。毎日子供達とゲームをすることもできなくなる。

何よりイヤなのが、僕の性格上、きっと起きてる間ずっと仕事(副業)のことを考え続けなければいけなくなる。

なんだかこれじゃあ、昔の長時間労働の頃に逆戻りだ!

そんなふうに感じた。

好きな仕事でも、長時間働けば「イヤになる」という現実

そりゃあ、会社員としての仕事を長時間やるのと、自分のビジネスで長時間働くことは違うと君は思うかもしれない。

でも僕は経験したからこそわかる。どんな好きな仕事でも、長時間やっていればイヤになるものだ。

少なくとも僕はそうだった。イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズのような、「仕事が人生」のような人は違うかもしれない。でもおそらく世の中の大半の人はそうだと思う。

こうして自分がサラタメさんのような生活をしていることを想像してみると。

僕の正直な感想は「そんな苦しい思いをするくらいなら成功しなくてもいいや」なのだ。君もたぶんそうなんじゃないかな?

まぁ正直、ジェラシーからそう感じてるところもあるかもしれない。それは認めよう。

そして僕は別にサラタメさんの生き方を否定したいわけじゃない。サラタメさんはこの生き方で幸せなのだろう。彼の実績は素直にうらやましいし、「そうなれたらいいだろうな」と思うところはすごくある。

でも正直、今の僕は「がんばって成功すること」に価値を見出せないのだ。

「がんばらずに成功する方法」を探して

ここでいう「がんばって」には、「自分の今の何かを犠牲にして」という意味も含まれる。

なぜなら、それだとさっきも書いたが、会社員が長時間労働して出世する生き方と本質的にはあまり変わらないと思うからだ。

もちろん、サラタメさんのように自分のビジネスで稼げるようになれば、収入も青天井だし、やろうと思えば独立できる。

だから厳密に言えば、会社員の長時間労働とは「全然違う」と君は思うかもしれない。たしかにそうだ。

でも、(少なくとも僕の場合)仕事(副業含む)以外の人生を犠牲にすることになる。その点では全く同じだと言っていい。

だって冷静に考えたら、本業(会社員としての仕事)と副業の時間を合わせたら、超長時間労働だ。この状態ではたして僕達は幸せでいられるのだろうか。この問いに「YES 」と自信をもって答えられなければ、この働き方は選ぶべきではないだろう。

じゃあ、どんな働き方を選ぶべきなのか

僕はね、夢物語かもしれないけど。

自分が好きなことで、自分を犠牲にせず成功する方法、つまり、「がんばらずに成功する方法」があると思ってるんだ。そしてここ数年、ずっとその方法を模索し続けてきた。

残念ながら僕も「答え」を見つけることはまだできていない。でも、この方法は絶対に存在すると僕は思っている。

たぶん勝間和代さんはこうした働き方をしているし、今のちきりんさんもそんな感じなのではないかと思っている。

現役会社員でそんな働き方を見つけることができたとしたら、ものすごく世の中にインパクトがあって、かつ、価値がある発見だと思わないかい?

少なくとも僕は価値があると思う。なぜなら、そんな働き方を築く方法をずっと知りたいと僕自身がずっと思ってきたから。

ここまでだいぶ時間はかかったし、まだ時間はかかるかもしれない。

でも僕はあきらめない。

「がんばらずに成功する方法」をきっと見つけて、そう遠くない未来にその方法を君に届けたいと思う。

それまで、どうか辛抱強く待っていてほしい。

そうそう。「サラタメさんのようになりたい!」と思う君は、ぜひサラタメさんの本も読んでみてね。

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楽しんで!!!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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